2012-02-25

BD-1 (Black) ドロップハンドル カスタマイズ Part.3


第一段階のカスタマイズで既にドロップハンドルに改造されていましたがPart.1作業を一旦区切ってイベントに参加しつつ、改造箇所を煮詰めながらタイミングを見計らって作業を再開したのが Part.2 で、今回はその続きです。
ギアシステムは Shimano を選択されましたが、ホイールのハブは Shimano ではなく、
軽量に加えて、純正のままでもセラミックベアリングに交換できる Campagnolo を選択されました。


はじめに組まれていたハブベアリングを取り外して、セラミックベアリングkitを圧入し、取り付けます。
左画像/上:通常のベアリングkit、左画像/下:セラミックベアリングkit

フロントギヤをシングルからダブルに改造。
ほとんどのBD-1はフレームの設計上、フロントギヤをダブルにすることは出来ないので、フロントディレイラー台座を装着して変速機を取り付けますが、そのまま取り付けてもディレイラーとチェーンが干渉してしまったりとスムーズに変速が出来ないので、いろいろと加工をします。個体差があるので現物合わせで調整しながら加工しいくんですが、きちんと変速出来るようにするにはそこそこ大変ですね。

左)リアディレイラーのプーリーもセラミックに交換。
右)ヘッドベアリングは定番のChirs Kingに交換。


リムにはオレンジのラインが入っています。サドルは軽量なfizi:kのカーボンサドル。

Vブレーキ専用だったBD-1のフレームに、Campagnplo ロード用ブレーキ(キャリパーブレーキ)を取り付けました。
Vブレーキ台座を生かしてアダプターを製作しボルト止めで装着する方法もありますが、スッキリと仕上げるためにフレームのVブレーキ台座を切断してキャリアパーブレーキの台座を製作し溶接しました。
仕上がりはスッキリとしているので、大改造した雰囲気は出ていませんが逆にそれが良いですね。さり気ないこだわり。軽量にも繋がります。

フロントブレーキは、フォークが特殊な設計なため最初からブレーキ台座をワンオフで製作してボルト止めしようと考えていました。リアのようにはいきませんがスッキリと仕上げられるように色々と工夫しました。
前回のPart.1では、ギアシステムの交換が主で、馴染みのある Shimano のコンポーネントを選択されましたが、Part.2〜Part.3では、そこに Campagnolo を組み合わせて軽量化を図られました。これでこのBD-1のカスタマイズは完成です。
ホイールも18インチから20にインチアップしたので走行時の安定性も向上して、フロントギヤもダブルになったので勾配の厳しい坂にも無理なく走行できるようになって、駆動系のベアリングは全てセラミックしたので回転もよりスムーズになってと、軽量だけでなく見えないパーツにもこだわったカスタマイズです。本格的なシェイクダウンができるのは実戦のヒルクライム大会ですかね。


もう少し詳しいカスタマイズ内容を後日、Mokuの本サイトで更新するかも・・・?