前回 (Part.1) は、2011年初夏に開催された『比叡山ヒルクライム大会』と、秋の『鳥羽志摩線ツーリング』を控えていたので、ドロップハンドルに交換するところで一旦作業を区切っていましたが、鳥羽志摩線が終わったと同時に本格的な大改造に向けて作業を再開しました。 今回の内容はこんな感じです。 ●カンパニョーロのロード用ブレーキ(キャリパーブレーキ)を装着するために、リアフレームのVブレーキ台座を切断してキャリパーブレーキ台座を製作し溶接する。 ●そのついでにフレームを再塗装。 ●ホイール径を18インチから20インチに。 ●フロントギアをシングルからダブルに。 ●駆動系のベアリングを全てセラミックベアリングに。 とこんな感じです。 |
リアのVブレーキ台座を切断してキャリパーブレーキ台座を製作&溶接するためにパーツを全て取り外し、再塗装するためにフレームを全て分解します。
元々が黒のフレームなので、画像では再塗装後の色に変化が見られないかもしれませんが黒にオレンジのメタリックが入っています。上の画像は再塗装する前の元色。
確認のためフレームを仮組みしながら錠盤でアライメント点検するとフレームが大幅にズレていたので調整しました。
モールトンのようにフレーム素材が鉄であれば素材をしならせて修正できるのですが、BD-1はアルミ製なので素材の性質上、しならせて修正することは難しいためフレームの一部を削り、スペーサーで調整します。
左)スペーサーは数種類製作しています。右)一番小さいスペーサーを選択しました。
左)ヘッドベアリングを正しく取り付けるためにヘッドチューブをフェイスカットします。
右)BD-1はヘッドチューブの面を整えただけでは、ベアリングがしっかりと収まらないのでフォークとステム側(ハンドルポスト)もフェイスカット作業を行います。
画像はフェイスカットしたフォーク側。
右)クランクセットも純正から交換しました。
今回はこの辺で・・・。