2日目 山荘しらさ にて
7:00〜 朝食
カフェのモーニングみたいで気分が上がります♪
グリーンサラダにトースト、厚切りベーコンにポテトサラダ、キャロットラペ、
ゆで卵、ゆずゼリーにスープと色とりどり。この時はトーストのおかわりも出来ました。
ドリンクコーナーも、温かいコーヒーに牛乳、お茶、ゆずジュースなど飲み放題です。
8:00過ぎ チェックアウト
山荘しらさの施設は、どこも清潔で設備も充実していて、森を見ながらの朝風呂も最高でした。
屋内駐輪所も完備されていて、サイクリストにも優しい。
スタッフの皆さんも丁寧で親切。
親しみやすさもあるけど程よい距離感もあって、気楽に過ごせるホスピタリティの高いお宿でした。
UFOラインをサイクリングされる際は、ぜひ山荘しらさへ〜!
ところで...気になるこの日の料金ですが、
大人一名 11,000円、夕食3,500円、朝食1,500円、合計16,000円でした。
お一人様の場合は、お部屋代が16,000円になりますが、ご自身でお食事を用意されるならお部屋代だけで済みますし、一人でも宿泊できるって嬉しいですね。
素敵なお宿でした。お世話になりました。
山荘しらさ併設ショップでお土産を買いました。
UFOラインのポスターと、石鎚山の山荘しらさオリジナル手ぬぐい。
Moku2+4の店内に早速貼ってます♪
8:17 気温20℃
ここからようやくUFOラインのサイクリングがスタート!
クルマは山荘しらさに置かせてもらいました。
もう、はじまりから延々と上りです。
最初はウィンドブレーカーを羽織っていたんですが、早々に脱ぎました。

五感で登る"しらさ峠"
サイクリストだけが出会える「天然ハーブ」の香り
ちょうど "しらさ峠" を走っていた朝8時〜9時頃、ローズマリーのような、つんと鼻に抜ける爽快で上品なハーブの香りが道のところどころでフワッと漂っていました。
気になって調べてみると、
どうやらこれは、石鎚山系に自生する香木「ケクロモジ」の香りだったようです。
アロマの世界では、その上品で甘美な香りの共通性から ”和製ローズウッド" とも称される日本固有のハーブとのこと。
植物が一番強く香りを放つタイミングが、「朝霧や朝露が消え、太陽の光で気温が上がり始める瞬間」なんだそうです。
この日は朝から快晴。しらさ峠に朝日が差し込んで、夜間に蓄えられた水分とともに、ケクロモジの葉から香りの成分が空気中に一気に気化したベストタイミングだったのでしょうね。またこれは、9月という”葉と実の香りが豊かな時期”だったことにも重なるようです。
自動車やバイクのスピードでは気付けない、自分の足でペダルを漕いで、風や香りをダイレクトに肌で感じられるサイクリングだからこそ、この天然の極上アロマに出会うことができたのでしょうね。
移りゆく四季の香り:UFOラインで見せるケクロモジの表情
ケクロモジの香りは、季節によってドラマチックに変わるそうです。
春(4〜5月)さわやかなシトラス系の爽やかで少し甘い若葉の香り
夏(6〜8月)青々とした力強いウッディな香り
秋(9〜10月)絶頂期。最もリッチで深みのある高貴な香り
冬(11月〜3月)枝の中に香気成分をギュッと凝縮させた、濃く深い和の香り
(※空気中には漂いません)
冬の期間はUFOラインも閉鎖されるので、冬の香りを味わうことはできませんが、しらさ峠では、春から秋へと移りゆく香りをいつでも楽しむことができるんですね。
標高でガラリと変わる植生:瓶ヶ森で見せる「山の縮図」
おもしろいことに、瓶ヶ森の登山口に着く頃には、このケクロモジの香りがパタリと消えていました。
これまた気になって調べてみたら、
(どんどんブログが長くなっていく...終わらない...笑)
香りの正体だと思われるケクロモジは、山地に自生する植物ですが、標高が高くなりすぎると(完全な高山帯や樹木が低くなるエリア)姿を消してしまうそうです。
そのため、瓶ヶ森のパッと視界が開けた美しい笹原の景観に入ると、周囲の植生がガラリと変わります。
しらさ峠の豊かな森から、瓶ヶ森のダイナミックな山上の世界へと、自転車で、モールトンで、ゆっくりと標高を上げていくプロセスは、まさに「日本の山の縮図」をじわりじわりと駆け上がるような贅沢な体験だなぁと感じました。


なーんて、香りに浸って暢気にサイクリングをしてる場合でないんです...。
焦っています...慌てています...
何故かと言いますと、
土日を除く、2026年8月17日〜12月27日まで、UFOラインの通行規制が行われているからなんです。それも一日中ではなく、かなり時間を刻んで通行規制が行われています。
例えば、
09:10〜10:00 通行止め、10分間だけ解除して、
10:10〜11:00 通行止め、10分間だけ解除。
こんな感じが、1時間ごとに16:50まで続きます。
お昼だけ、12:00〜13:00まで解除されていますが、サイクリングが往復コースなので帰りのことも考えないといけません。
朝食時に山荘しらさの方にもお尋ねしたところ、
「その日によって工事をしてるかどうかが分からないみたいで、事前に役所で聞いたとしても、実際の現場とスケジュールが違うなんてこともあるようですので、何とも言えない感じなんです」と話されていたので、もうここは、一か八か行ってみるしかないですね。
工事の場所は「瓶ヶ森登山口」辺りとのことでしたが、はじめて走るのでその場所がいまひとつ掴めていなくてですね、
走り始めてすぐは、こうやって写真撮影したりもしてたんですが
二人の雰囲気がそうも言ってられない感じになってきてですね、
とりあえず、どちらかでも通行規制される前にその場所に到達できたら
もしかしてもしかするかもしれない!と一縷の望みを賭けて
スタートから2km地点で別れました。
その間にも絶景がたくさん現れるんですが、とにかくペダルを回します。
斜度が2%、3%なんてとこもありますが、8%前後が続いていた印象です。
遅れをとった水色のモールトンも速度が2kmになろうとも、ギアチェンジをひたすら繰り返し、ケイデンスを保って諦めずに進みます。
とはいえ、絶景ばかりではない峠道...。
そんな中、GARMINで気が紛れました。
ずっと上り坂だと目が慣れてきて斜度が掴みにくいといいますか、
緩そうに見えるけどペダル重いなぁ...と思ってGARMINを見たら、
斜度10%とか出てて「だからかぁ...重たいはずだぁ〜」となって
少しずつしか前に進んでないけども、頑張ってるぞ!自分!と
奮い立たせることができました。
えっちらおっちら前に進んでいますが、工事中の看板が一向に現れません...
まだまだ先なんだろうな.......とGARMINの時刻をみたら「8:50」。
9:00には交通規制のところに到達すべし!と頭にインプットされていたんですが、交通規制のスマホ画面を横目でチラッと見た時は「9:10〜」だったような...。
それならまだ20分ある!なんか行けそうな気がする!とポジティブシンキングで上っていたところ、上からバイクの男性が下りてきたのでご挨拶。
(これまで誰ともすれ違わなかったので、挨拶だけでも活力を貰えました)
すると男性から「旦那さん上で待ってますよ〜」と返ってきて
え?え?なぜ夫婦だと分かったの?と頭に「はてな?」が飛び交う中、
自転車から降りて、あとどれぐらいで規制箇所にたどり着けるのか
お尋ねしたかったのですが、そうもいってられなかったので、
とりあえずお礼だけ言って、ペダルを漕ぎ続けたところ.........

解除中ーーーーー!
いやぁ〜〜〜〜〜〜
良かったぁ〜〜〜〜〜〜!
ホント行ってみないと分からないですね。
本来なら交通規制してる日なんですけども、本日は解除中と。
これで復路も気にすることなくサイクリングが楽しめますね。
いやぁ〜、えがった、えがった。
9:10
瓶ヶ森の登山口にて
一方、先陣を切って駆け上がった17インチ化したAM-New Seriesはといいますと....、
(本人談にてご紹介します)
交通規制の開始時刻に間に合わせるため、「絶対に辿り着くぞ!」と
まるでヒルクライム大会に挑んでいるかのような気持ちでペダルを回し、
昔出場したレースの記憶が蘇る中、
自分の心拍数とペダリングのリズムで坂を駆け上がりました。
交通規制エリアの手前に到着したとき、
上から1台のオートバイが下りてきて、ほぼ同じタイミングで停車しました。
私から真っ先に「この先、交通規制はありそうでしたか?」とお尋ねすると、
「今日は大丈夫そうですよ」との返答。
その一言に、あ〜良かった〜と気が抜けました。
「どちらから来られたのですか?」と尋ねてみると、
「実は愛媛県の八幡浜出身なんです。若い頃に仕事で地元を離れてしまったので、愛媛のことはあまり知らなくて……今回初めてUFOラインに来てみたんですが、こんなに素晴らしい景色が地元にあったなんて感動です。こんな立派な道を作ってくれた先人に感謝しかないですね」と話してくださいました。
さらに話を進めると、
なんと2週間かけて北海道まで約3,000kmもの旅をしてきた帰り道とのこと。
「それにしても、そんな小さくて格好いい自転車で上がってくるなんてすごいですね!」
と驚く男性に、「妻と一緒に来ているのですが、交通規制が心配だったので私が先に登ってきました」と伝えると、男性は「奥様、大丈夫ですか?」と何度も気遣ってくださいました。
あとから妻に聞いた話では、すれ違いざまにその男性から「旦那さん上で待ってますよ〜!」と声をかけてもらっていたそう。
旅先で交わす、こうした何気ない会話って本当に良いな〜と感じます。
きっともう再会することはないのだろうと思うと、
旅先でのこうした一期一会の出会いは、温かいけどどこか切なくて、心に残りますね。
ちなみに、実際のところ何時に合流したかと言いますと....
「9:07」
3分前に到着してました!
やった!やればできる!
達成感が半端ないです。
たとえ遅くともひたすらペダルを回すべしですね。
ここから、ようやく私たちのUFOラインサイクリングが始まります。
なんかもう、すごい景色ばかりが続きます。
本来なら登山者しか見られないような広大な景色の連続です。
自転車だと、いつでもどこでも止まれるので、なかなか、なかなか、なかなか前に進めません。嬉しい悲鳴です。
『吉野川源流』という案内板があったので階段を上ってみました。
この石碑の奥に登山道が続いていて、歩き進めると吉野川の源流に辿り着けるみたいです。
少し進んでみましたが、戻って来れそうになかったので早々に引き返しました。
後で調べてみると、徳島を流れる194kmに及ぶあの吉野川の「最初の一滴」が、ここ高知県いの町の山奥から湧き出ているとのこと。
実際の源流点には、1200m地点に「真の源流点モニュメント」があるそうで、ここから行くには、深い谷底に向かって登山道を2時間半ほど下って登っての本格的な登山道のようです。
碑の遥か真下、深い谷底から始まった水滴が、はるばる徳島まで流れてあの立派な大河になるのだと思うと、山の恩恵を感じずにはいられませんね。
時々、雰囲気の良いトンネルも走りますよ。
標高1500m〜1600m付近となると、日陰に入ると冷えるため、ウィンドブレーカーを着ましたが、それも一瞬のことで、18℃〜20℃でも日差しがしっかりあったので、ほぼほぼ半袖で走っていました。
10:00
UFOラインといえばここ!という場所に来ました♪ 空が近い。
もうずっと先まで山、山、山。
自分がありんこ🐜になった気分です。
ちっぽけ感、満載です。
目の前の光景が壮大過ぎて、言葉も出ません。
高度が1621mを表示してました。
UFOラインで一番標高の高い箇所は、交通規制が解除されていた瓶ヶ森登山口辺り(1690m)のようです。
開けた壮大な景色も圧巻ですが、こんな感じで木々に囲まれたところも時々あるので走っていても飽きません。