2024-10-20

Alex Moulton OSTRICH 輪行袋 ー収納の手順ー

Alex Moultonの輪行袋への収納手順をご紹介します。

1-1.

ロントギアをインナーに変え、リアギアをトップに入れる。

前後ともに一番小さいギアに入れる理由として、次のStepでシフトインナーケーブルのジョイントを外しますが、その時に一番小さなギアに入れておかないとケーブルが突っ張ってジョイントスクリューが外せなくなるからです。

補足:シフトインナーケーブルは、一番小さいギアに入っている時が一番緩んでいて、一番大きなギアに入っている時は最大に突っ張っています。


1-2.
リアは一番外側の小さいギアに。
ギアが一番外側になっていない場合は、その場でシフトレバーを一番重たいギアまで動かしてペダルを空回しするとチェーンが移動します。
一番外側にギアが入るまでこれを何度か繰り返します。

1-3.
フロントをインナーギアに入れる。
一番小さい内側のギアに入っていない場合は、その場でシフトレバーを動かしてペダルを空回しするとチェーンが内側に入ります。

2.

ジョイントスクリューを外す。

シフトインナー、ブレーキインナー共に外します。


3.

ペダルを外す。

忘れないようすぐに付属のペダル専用の巾着に収納する。


4-1.

輪行バックを広げる。

この時、微妙に違う袋の高さマチの深さを確認する。

高さの大きい方と小さい方、底のマチが深い方、浅い方があります。


4-2.
同じように見える袋の高さも大きい方と小さい方があるので注意。
※横長の白い部分は使いすぎて破れて補強している部分です。本来は内側も外側も真っ黒です。

4-3.
こちらも底のマチが深い方と、浅い方があるので注意。

5-1.

サドルとシートポストをカバーする。

シートポストを抜き、付属のシートポスト専用カバーを付ける。


5-2.
輪行袋の外袋をサドルの収納袋として使う。

5-3.
サドルとシートポストにカバーを掛けた状態。

6.

クランクに付属の専用カバーを付ける。


7-1.
前後ハブにも付属の専用カバーを付ける。画像はフロント。

7-2.
リアハブにも専用カバーを付ける。

8-1.

ステム引き上げボルトを少し緩めて、ハンドルをフレームと並行になるように右に曲げる。


8-2.
これについては、ハンドル幅やハンドル形状、ブレーキレバーの種類などによっては省いて良い工程です。一台一台乗り手に合わせてセッティングが異なるため、場合によっては収納しやすくするために左右のハンドルクランプを緩めた方が良い場合があります。

8-3.

ハンドルとフレームが並行になるようにハンドルだけを右に曲げる。

タイヤはまっすぐのまま。


9-1.

キングピンとロックナットを緩めて、フレームを二つに分解する。

フレームを分解する際に引き出したキングピンは元に戻す。


9-2.
ロックリングを緩める。
シルバーの大型ロックリングを取り付けている場合は、手では緩められないのでアーレンキーを差し込んでロックリングを緩める。
TSR純正の黒色のロックリングは手で緩める。

9-3.

引き出したキングピンは元に戻す。


10-1.

前側のフレームを袋に収納していく。

まず袋のマチの深い方へ前側のフレームを収納する。

ハンドル側は大きい方に、タイヤ側を小さい方に置く。

キングピンは、バッグの上側にくるように入れる。


10-2.

ハンドル側は大きい方に、タイヤ側を小さい方に置く。


10-3.

キングピンは、バッグの上側にくるように入れる。


11.

中仕切りのウレタンシートを前側のフレームに被せる。

各部、クリップとマジックテープで固定していきます。




12.

後ろ側のフレームをセットする。

ハンドルの上に後輪を置く。

シートクランプは、バッグの上側にくるように収納する。



13.

サドルは、適当に入りそうな所へ収納します。

この時、袋を収納する際に使用する「縦縞模様の中締めベルト」を使って、フレームとシートポストを一緒に括り付ければ(適当な箇所で大丈夫です)、中のものが安定して持ち運びやすくなります。


14.

最後にファスナーを締めた後、袋の中でフレームがグラつかないように、左右のバンドをしっかりと締める。ショルダー を付けて完成です。



ご紹介した手順は、あくまで基本的な収納方法です。
モデルや車輪径、ステムの角度などで一台一台収納サイズが異なりますので、ご自身でぴったりハマる収納方法を楽しみながら見つけていただければと思います。
私たちも毎回スムーズに収納できているかというと、そうでもなくて、”あ〜でもないこ〜でもない”と苦戦することがまだあります。毎度毎度より良く収納できないか模索しつつ楽しみながら輪行しているので、皆さんも慌てず優雅にのんびりと大人の遊び”輪行”を楽しんでいただければと思います。


<オプションパーツのご紹介>

ーOSTRICH 肩パッド15ー

肩への負担を軽減してくれる15mmのスポンジを使った分厚いショルダーパッド。

収納した際に袋に入らないのでは?と思うぐらい、かなり分厚い作りなのですが、とにかく袋にねじ込めば収納できます。



OSTRICH 肩パッド15 収納後

ーOSTRICH 肩パッドー

肩パッド15より薄いショルダーパッド。

こちらは薄くて小さい分、収納しやすいサイズです。

(使用してみるとやはり分厚い”肩パッド15”の方が肩への負担は軽減されます)


OSTRICH 肩パッド 収納後