2021-02-22

Moku2+4 オリジナル Moulton SST - Air Force Blue

Moulton SSTのフレームキットをベースにMokuオリジナルで組み上げました。

コンセプトは「トラッドスタイル(アイビースタイル)」

品の中に大人の遊び心を取り入れた
カジュアルなブリティッシュ・トラッドに仕上げました。

落ち着いたスモーキーカラーのAir Force Blueに
色鮮やかなGreenの本革サドルで元気な印象をプラス。
そこにMustard YellowのバーテープとSkin Sideのタイヤを合わせて、
カジュアルダウンさせました。

ありとあらゆる色の組み合わせを考えましたが、
今回は"大人の遊び心"をテーマに、ワクワク元気の出るスタイルを考えました。


イタリア製 selle Italia "MITICA" 本革サドル。
発色が綺麗なので落ち着いたフレームカラーが一気にアクティブな印象に変わります。

ブレーキのアウターケーブルは、サドルのカラーに合わせてGreenに、
シフトには逆に目立たないようにクリアーブラックを合わせました。
全てグリーンにしてしまうとケーブルが目立ちすぎて
繊細なトラスフレームが活かされない場合もあるのでバランス良く配色します。

左)イギリスBROOKSの本革バーテープ
右)バーテープの雰囲気に合わせて、スキンサイドのタイヤに。
この2アイテムでグッとカジュアルダウンした感じに。

イギリス"スターメー アーチャー(Sturmey Archer)"のクランクに
フランス製 "ストロングライト(STRONG LIGHT)のチェーンリングセット。
ブラックのチェーンリングで少し引き締めました。

この"スッキリ"としたクラシカル・スポーティなチェーンリングを取り付けたい上に
価格を抑えようとしたため、
取り付けるにあたって思っていた以上に手間取りました。(後述)

基本変速系はSHIMANO 105 R7000 11速です。
リアディレイラー、フロントディレイラーはあえてシルバーにしました。
足元が重たくなり過ぎないようにするということもありますが、
このチェーンリングのデザインが好きなので、
チェーンリングがポイントになるように色合わせを考えました。

キャリパーブレーキはシルバーではく、あえてブラックに。
当初はシルバーのつもりで手配して取り付けもしてみましたが、
ダークなフレームカラーにシルバーパーツを合わせると色が飛んで派手になることもあるので、
ブラックで引き締めることにしました。

左)前後もハブも105 R7000
右)リムは軽量な アメリカ製 "velocity"


           ーーーーーーーー組み立て編ーーーーーーーー

本国より届いた状態。
フロントフォークからリアフォーク、フレーム分割キングピンボルト等の
細かい部分も点検するため全て分解し、
モールトンの肝となるサスペンション周りの下処理が出来たら、
自転車専用の切削工具を使ってコンポーネントを取り付けるための下処理をします。
作業の一部分だけを抜粋していきます。

モールトンの肝となるサスペンション周りの作業の一部。
この作業を怠るとモールトンの良さも半減です。

リアフォークの動きが渋すぎるので、一旦分解します。

スピンドル長が長いので、フレーム内幅に収まるように旋盤で削ります。
削りすぎてガタがあってはいけないので慎重に。

ガタなくぴったり収まりました。

フレームアライメントの点検。

リアの左右エンドが1mm弱ズレています。

リューターやヤスリを使って、エンドを削ります。

左)修正前、右)修正後。

ここもモールトンの肝となるサスペンション周りの作業の一部です。
フロントフォークのアライメント点検。

左)修正前、右)修正後。

スタラップ(サブフォーク)もアライメント点検します。

スタラップの左右エンドがズレていたため、ヤスリでエンドを削ります。
エンド位置がズレてると当然のことながら装着したホイールも傾きます。
そのままだと傾いたホイールで走行することになるので、
心地よい走りができませんね。

スターメーアーチャーのクランクアームを使って、
リア11速×フロント2速で組んでみたら
スムーズにフロントが変速しませんでした。

以前に同じパターンで変速できたので「おかしいな?」と確認したら、
チェーンリング取付部の厚みが分厚いことが判明。

このクランクが元々が「シングルギア&チェーンカバー」を想定した設計なのは
分かっていたんですが、今回のものはチェーンリング取付部の厚みが分厚過ぎて、
アウターギアとインナーギアのクリアランスが離れ過ぎてしまい、
フロントの変速がしにくくなっていました。

原因が分かったところで、
クランクアームをフライス盤で0.数ミリほど削りました。

こんなことをしてまでこのクランクを選んだ理由は、ずばりコストとデザインです。
コストの部分が大きいですが、この"こっくり”としたデザインのクランクに
”スッキリ”としたチェーンリングを組み合わせたかったんです。
シンプルでまとまった足元に仕上がったのでとても気に入っています。