2021-01-09

Moulton TSR Gravel - Special 仕様 - part.2(完成編)

TSR グラベル仕様が完成しました。
フレームカラーはオーナーよりご指定の
NISSAN R34 GT-R
"アルティメイト シャイニーオレンジ" です。
光り輝く綺麗な色ですね。
通勤でAM-New Series パイロンを使われていますが、
日常からキャンプまで幅広い足として使えるようにもう一台新調されました。


モールトン純正キャリア&バッグは、簡単に着脱出来るので
シーンに合わせて積載量を変えることができる優れものです。
キャリアはボルトオン(bolt-on)で、バッグはワンタッチでと本当に簡単です。

モールトン・バイシクルは、キャリアとバッグを取り付ける事も考慮して
フレームの重心位置等が考えられています。
そのためバッグにいろいろと詰め込んで重量が増しても
走行中に不安定さを感じることはありません。
キャリアとバッグを取り外せば、簡単にスポーティな仕様にも様変わりします

フロントパニアバッグは ドイツ製OLTRIEB社(オルトリーブ)の
スポーツローラープラスです。


一般的なパニアラックは、フロントフォークに取付けるためバッグの重量が増えるにつれて、ハンドリングに影響を及ぼす事もありますが、
モールトンのパニアラックはフレームに取り付けるため
ハンドリングには影響を及ぼしにくい構造です。
その上、リアキャリア同様にボルトオンで簡単に着脱出来るのも特徴です。


左)スペイン ROTOR社のクランクセットと楕円リングの組み合わせ。
右)デンマーク ceramicspeed社の最高級クランクベアリング、
駆動系のカスタマイズも手を抜きません。

リアハブも高品質なスイスDT swiss 社。
このハブのラチェット機構はDT swiss独自の設計で、
ペダリングを止めた時のラチェット抵抗は軽いのが特徴です。
変速システムはアメリカ SRAM社の電動変速 FORCE AXS 12速。
最新コンポーネントの傾向として、
フロントギアのシングル化(一段)がトレンドになっています。
パーツ点数が減ることで重量も軽くなり、
フロント変速時のチェーン落ちからも解消されるので、良い傾向だと思います。
ドイツ SON社のハブダイナモ&ライトです。
回転抵抗の小ささと見た目を兼ね備えたセットです。

タイヤは ドイツ SCHWALBE社の最新グラベル用タイヤです。
しなやかで滑らかなフィーリングです。

サドルはイギリス BROOKS社のB-17 インペリアル。
ヘッドベアリングは、アメリカ CHRIS KING(クリスキング)社のネイビーブルー。
ブレーキケーブルはビンテージケーブル イタリアン柄。
自転車から少し離れてると、見た目には殆ど気づきませんが、
ちょっとした"こだわり"です。
フレーム分割部分には、アルミ大型ロックリングを取り付けましたが、
既製品(右)のシルバーをブラックアルマイトに処理しました。
フロントパニアバッグの装着から、さらにハンドルバー バッグも追加。
ハブダイナモライトからさらに追加してイギリスUSE社のExposure Six Packも取り付け。
このライトは通勤で使われているパイロンからの移設です。


このブログをアップするまでに、どんどんアドベンチャー仕様になってきまして、
これが最終形になります。

最終形の仕上げとして、重量約1,500gのU字ロックをラージキャリアに
固定できるよに加工します。

一度仕上げたラージキャリアの塗装を剥がし、
U字ロックが取付られるようにトラスチューブを製作し改造しました。




重量が重かったので、重心位置やタイヤとのクリアランス、さらにキャリアに鍵を固定した時に、ガタが出ないような微調整などが思いのほか大変でしたね。
AM-7からAM-20 Mk1までの純正ラージキャリアでも同じ固定方法だったのを
TSRと現在入手出来る鍵を使って模範してみました。

作業編はこちら>>>