2021-01-09

Moulton TSR Gravel - Special 仕様 - part.1(作業編)

Moulton TSR グラベル仕様 -完成編に続いて今回は作業編です。
画像左)Vブレーキ仕様のフレームkit 塗装前
画像右)塗装後。
カラー名NISSAN R34 GT-R"アルティメイト シャイニーオレンジ"

ピボットブッシュをMoku2+4 オリジナル専用工具で圧入します。
さまざまなモールトン専用工具を制作し、

細かい箇所にも対応出来るようにしています。
ボトムブラケットハンガーの下処理。
フレームアライメント点検後、
左右リアエンドが少しズレていたので、削って修正します。

次はフォークアライメントの点検。
         サブフォークのエンド幅はズレていたので修正します。

リアエンド同様に左右エンド位置も点検します。

TSR純正のリアラージバッグを取り付けると、
脱着があまりにも硬かったので修正します。
バッグステーの左右位置を確認し、

ズレている部分を削って修正します。
修正できました。

<お渡し後>


フロントハブダイナモライトのボルトが緩んできたのですが、
原因がすぐ分かったので対策をしました。

左)TSR純正 Vブレーキ仕様のサブフォーク。
右)新たな差し替えたフォーク
(キャリパーブレーキ用のフォークをVブレーキ用に改造しました)
 最初に使っていたVブレーキ仕様のフォーク(左)とキャリパーブレーキ用とでは、
ハイトアジャスターの調整ボルト台座がキャリパー用と異なります。
Vブレーキ用はボルト穴が貫通ではないのに対して、
キャリパー用は貫通穴になっています。
このちょっとした違いがダイナモライトを固定しているボルトが
緩む緩まないの差でした。
        
キャリパーブレーキ用のフォークをVブレーキ仕様にする工程です。
まず、はじめに在庫していたサブフォークの色を剥離します。

綺麗に色を剥離できると、
Vブレーキに改造するための台座ですが、それぞれ角度や細かい箇所が異なります。
モールトンのサブフォークに合うものを選択します。

Vブレーキの位置と幅を正確に測り、基準となるところを決めます。

位置が決まれば、治具で固定しロウ付けして完成です。

この作業が追加の最終形です。
ドイツ製の鍵メーカー「アブス(ABUS)」のラインナップでセキュリティレベルが高いモデルの「GRANIT Xplus - 重量約1,500g」をキャリアに備え付けるためカスタマイズします。


治具などを引っ張り出してきて、製作の準備に入ります。



仕上げた塗装を、再び剥離します。


一本のパイプを鍵の寸法を確認しながら、曲げ接合面をザグリます。
パイプは日本製「カイセイ- Kaisei」のクロモリパイプを使います。

仮付して、鍵の位置を確認。


補強も考えます。

形になると、キャリアを車体に付けて、細かいところを確認します。


鍵の固定を繰り返していくとUの字のパイプが反ってしまい、
鍵にガタが出始めたので、一本のパイプを追加して補強しましたが、キャリア単体で考えすぎていたため、サスペンションが動いた時のタイヤとのクリアランスが狭かったので、
あえなく断念。


追加したパイプをサンダーで削り落とします。

補強の入れ方を左右に振り分けこれで完成。再び塗装に出します。
まとめると一瞬の作業でしたが、時間がかかりましたね。
キャリアの構想に集中するため、お店も1日閉めてしまいました。