ご注文いただいたMoulton SSTが完成しました。
雰囲気のある自転車に仕上がりました。
毎回自転車が組み上がった時に、どの自転車もお客さんの雰囲気が出た
いい自転車に仕上がってるなぁと思います。
それが同じようなパーツであっても、違うんですね。
やっぱりそのお客さんの雰囲気が出ているのかなと思います。
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ゆったりしたツーリングも考えて、TSR純正の大型キャリアを装着されました。 |
メインコンポーネントはCampagnolo VELOCE。
シルバーポリッシュのハブとリムでクラシックさを。
体格に合わせてコラムスペーサーを旋盤で製作し、
120番ぐらいのサンドペーパーから番数を段階的に上げながら磨いて、
くすんだアルミ素地からポリッシュに。
くすんだアルミ素地からポリッシュに。
ステムはデザインがクラシカルな日東製。 |
バーテープとサドルはイギリス製のBROOKS。
輪行時に便利なMKSの脱着式ペダルをセレクト。 納車当日は、輪行で帰られる予定です。 |
ーーーーー組み立て編ーーーーー
左)まずはタッピングなどの下処理から。
右)スピンドル長を削りながらリアフォークがガタなくスムーズに動くようにします。
分解した状態のピボット幅が54.25mmでスピンドル長が55.05mm。
この状態だと既にリアフォークにガタあるなので、スピンドル長を旋盤で削りながら縮めていきます。
最終的にスピンドル長を55.05mm→54.80mm→54.60mm→54.50mm→54.45mmまで段階的に削っていきました。
フレームアライメントの点検と修正。 |
リアエンド幅が127mmだったので規格数値の130mmに修正しました。
フロントフォークもアライメントの点検と修正。
アライメント点検後、フォークエンドの左右位置が少しズレていたので削りました。
削った後は綺麗に研磨します。
ーーーーーー2017.1.14 バージョンアップーーーーーー |
マットガードを取付ける際は、ブレーキキャリパー取り付けナットの掛かり代が浅くなるので長い物に交換し、さらに適切な長さに加工します。
(ナットを交換せずに取付けると少し危ないかもしれません)
左)長さの違う新品、右)今回加工した物。 ボルトの掛かる深さが異なります。 |
さらに雰囲気が出て、ツーリングに仕様になりました。 |
とても便利に使えるMoulton TSR純正 大型キャリア&大型バック。 |