2017-01-06

Alex Moulton AM-GT Mk1(Maroon) / SRAM RED eTAP 通勤仕様

いつも通勤で使っているAlex Moulton GT MK-1をモスキートハンドルから電動変速のドロップハンドルにカスタムしました。
ハンドル廻りも取り外すついでに、色合いも少し変えてポップな感じにしてみました。

SRAM RED eTAPセット。こんな箱に入って届くんです。
テンションが上がります。
ちなみにこのセットは、
前後の変速機、シフト&ブレーキレバー、前後のバッテリーが入っています。
その他は既存のパーツと手持ちのパーツを使います。

バッテリーが搭載された変速機。
めちゃめちゃコンパクトなデザインですね。
そしてからバッテリーを積んでいるとは思えないくらいめちゃ軽量です。

フロントディレイラーを取り付けるにあたって、現物合わせでスペーサーを製作したり、変速調整ボルトを削ったりしています。
変速機の上部にちょこんと付いてる黒い箱がバッテリーです。
これまたコンパクトなデザイン。
フロントディレイラーとリアディレイラーのバッテリーは
簡単に取り外しができます。
充電も約45分で完了するんです。

電動シフトは有線のものが主でモールトンにも装着はできるのですが、配線がどうも気になって電動シフトのカスタムはあまりしていませんでした。
その点「SRAM eTAP」は無線の電動なので、ワイヤーケーブルが無くとてもシンプルです。モールトンのフレームを分割する際もリアブレーキケーブルを外すだけで済みます。
フレームの分割行程も時短できます。

もちろんガーミンにもバッテリー残量やギヤポジションが反映できて便利です。
いろいろと試す意味もあって、既存のパーツ、手持ちのパーツを使いました。

リアスプロケットとチェーンリングはCampagnoloのRECORD10速だったので、スプロケットは手持ちのCampagnoloの11速を使い、チェーンもたまたまShimano11速があったのでそれを使ってみました。本来ならメーカーは合わせるべきだと思いますが、通勤で使う分には全く問題無く変速できました。

コンポーネント一式交換となると金額も上がってしまうので統一感をあまり気にしないのであれば、まずはリアディレイラー、フロントディレイラー、シフトレバーの交換から始めても良いと思います。
(カンパニョーロでもシマノでも11速になっている事が前提です。)

左)初期のダブルパイロンにセットされていた生産終了品の並行型ウイッシュボーンステム。このステムの特徴は、クランプ幅は狭くて内径がφ31.8なので、カーボンハンドルが取り付けられるところです。
右)これも生産終了品のCHRIS KING 2Nut ヘッドセット(Green)。

左)通勤には欠かせない明るいライトはイギリスで製造されている「USE」。
右)Stop & Goの多い街中で少しでも楽に走れるようにスニーカータイプのMKSビンディング&フラットペダル(Urban Step-in EZY)を使っています。

こちらも通勤には欠かせないMoku2+4 オリジナルモールトン用マットガード。
タイヤのラインとタイヤ幅に合わせて調整幅を持たせています。

マッドガードがあると、細かなトラスフレームがゆえに難儀する塵や砂埃によるモールトンのお掃除問題(モールトンは少々フレームのお手入れに手間が掛かります。それも含めて愉しんでおられる方が多いのですが)からも少しは解放されますし、通勤では思わぬ豪雨にも見舞われるので、晴雨どちらにせよあると便利なアイテムです。

左)イギリス BROOKS B-17 クラシックレッド
右)同じくBROOKS レザーバーテープ ロイヤルブルー

通勤に電動変速はオーバースペックな感じもしますが、通勤だからこそアッセンブルしてみました。
通勤の移動手段として自転車を使っているんですが、行きは早く着きたいし、帰りはお腹が減ってるので早く帰りたい、となるとほぼ毎日同じルートになってしまう。仕事との切り替えスイッチとして自転車通勤は気持ちが良いんですが、週末のサイクリングと比べると若干面白みに欠けるので電動変速は刺激なりそうだと思ったんです。
通勤ルートは信号の多い繁華街を通るためブレーキ回数も多くなり、スピードの加減速が大きくなります。そのためトップ側からロー側への変速回数も多くなるので、ボタンを押しぱっなしで電動変速が出来るので「e TAP」は楽です。

カスタマイズ前のモスキート&Campagnolo10速仕様です。