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『C 60』
フレーム販売 645,000円(税抜)
パリ-ルーベ(※)通算5勝の名車『C40』から続く、コルナゴのトップモデルの証『C』を受け継いで新たに登場したフラッグシップモデル。
企画から生産全ての工程がイタリア国内で行われ、
さらに全て手作業によって生み出される100%イタリア製。
とにかく手の込んだフレームで、現代の主流カーボンモノコックではなく、
伝統的なクロモリロードと同じラグ(カーボン製)で製作されているのが
このモデルの大きな特徴です。
スローピングだけではなく、ホリゾンタル(Size:530〜)もオーダー出来るところが
クロモリロードに近いですね。
(※)パリ-ルーベ
パリ〜ルーベ間を走る260kmの1Dayレース。
未舗装の道路に握りこぶし大の石が敷き詰められたパヴェ(石畳)が登場し、
パンクやメカトラブル、落車で骨折など、
幾度となく阿鼻叫喚の地獄絵図が繰り広げられるため
"北の地獄"と言われる過酷なレース。
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コルナゴのこだわりでもある繊細なアートペインティングも全てが手作業です。
ひとつとして同じものはありません。
このクラシックレッドを含めたクラシックシリーズは、
ゴールドのラインが随所に散りばめられていて、より豪華さが増しています。
レッド、ホワイト、ブルーには、
薄らカーボン素地が透けるようにペイントされていて、それもまた粋な感じです。
フレーム製作の工程もそうですが、
このペインティングの工程も熟練の技から生み出されたもの。
美しくて溜め息が出ます。
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クラシックホワイト |
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クラシックブラック
ブラックは全体的にカーボン素地が活かされていて、
クリアのペイントが施されています。
他に展示会ではお披露目されなかったクラシックブルー(ネイビー)もあります。
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レースネロ
クラシックシリーズとは一転、8色展開のレースカラーはモダンな雰囲気。 |
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イタリアンホワイト |
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レースイエロー
レースカラーが全8色、クラシックカラー4色を合わせると12色の展開です。 |
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『C60 ANNIVERSARY』
完成車 Super Record 1,800,000円(税抜)
コルナゴ創業60周年を記念して登場したアニバーサリーモデル。
ビックリする価格ですが、
Alex Moultonの最上級モデルDouble Pylonがフレームだけで
2,120,000円(税抜)と考えると…。
いやいや、モールトンはまた別の領域なんでしょうね。
話は戻ってアニバーサリーモデルですが、世界限定60台です。
ペイントは「オールマットコーティング」。
敢えて飾り立てず、精巧な造りを全面に押し出した
とにかくひと目でそれとわかるディティールです。
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カーボンラグが際立つように、ラグには全てシルバーペイントが施されているので、
もうホントにひと目でわかります。
通常の『C-60』にはない、ダイレクトマウントブレーキが採用されているのも特徴です。
※ダイレクトマウントブレーキ
制動力を上げながら、空力特性に優れている新しいブレーキシステム。
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『C60』と『C60 ANNIVERSARY』、
フェラーリ共同開発の『V1-r』『CF10』にのみ、
「スレッドフィット」と呼ばれる “ねじ込み式” のアルミアダプターを介して圧入する
ボトムブラケットが採用されています。
この規格が採用されることで、何度BBを交換しても
フレームにダメージが受けにくい構造になっています。
プレスフィット構造からさらに進化したBBですね。
長い年月をかけて楽しむユーザーに向けての進化です。
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こちらも少し乗ったぐらいでは分かりませんが、
とりあえず『C-60』を試乗して感じたこと。
とてもしっくりきました。
全体のバランスが良くて乗りやすかったです。
乗り心地も硬くなく、ペダルを回すとスッーと前に進む感じ。
カーボンチューブをラグで繋いでいるので、
モノコックカーボンフレームに比べるとしなやかな印象を受けました。
トップモデルの『C-60』はトレンドに左右される事なく、
年数が経っても色褪せず、乗ってよし、持ってよしのバイクだと思います。
個人的にはクロモリロードの所有感と似たような感じかなと思います。
当初は『C-60』を自分用に買う予定だったんですが、
少し寄り道してヨネックスのロードバイクに乗るので、少し待ちですね。
でも絶対に所有したいです。
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おまけ:完売している10台限定の『C60』もお披露目されました。
なんだかカッコかわいいです。 |