モールトンシリーズの中で1番シンプルなAM-Speed。
自転車の顔となるクランクセットには、
シンプルなデザインのチェーンリングとスギノのクランクアームを合わせて
アクセントになる色を加えずにモノトーンで仕上げました。
価格は¥1,272,728(税込¥1,400,000-)
※Moku2+4 Original で仕上げましたので、
フレームkitから組み立てるよりお得になっています。
角度調整のできる快適なポジションが得られやすい
Moulton純正ウイッシュボーンステム。
ラインナップ上で販売されているものは、アヘッドステム専用のフレームですが、
こちらはスレッドタイプで本国に発注したモデルです。
スレッドステムは、すっきりとしたルックスが人気で、
アヘッドタイプからスレッドに加工される方も少なくありません。
また、すっきりとした見た目だけでなく、
ハンドルの高さ調整がしやすいのもポイントの一つです。
足回りは、クラシカルで細身のSugino製クランクアームに
STRONGLIGHT製チェーンリングをセットしてブラックで統一しました。
フロントフォークもフレームアライメントと同様に走行性能に影響しますが、
特にフロントサスペンションの動きに関わってきます。
画像のリーディングリンクプレートは
フロントサスペンションを構成するだるま型の部品です。
このプレートはプレスで製作しているため製品のばらつきがとても多く、
サスペンションの動きが悪くなる原因のひとつですが、
英国より組まれたフロントフォークのほとんどが
画像のように干渉した状態で届くので
サスペンションが動く度にフォークエンド上部を削ることになり、
動きが悪く(スムーズに動いていない)なります。
具体的には、画像左の矢印の部分を削ります。
右)削っただけではバリがあるので研磨します。
サスペンションピストンの加工作業
(左)ピストンの下部分を旋盤で削り、(右)赤丸のような隙間を作ります。
リーディングリンクプレートと同様にサスペンションの動きに影響があるので
この作業を行います。
そのままの状態では隙間がないためサスペンションピストンの首は殆ど振りません。
ピストンの首が振らないということは、
摺動抵抗が大きくなり、スムーズにサスペンションが動かないことになります。