Moulton TSR-9 限定カラー Moss Greenをベースに 新車組み立てと同時にドロップハンドル仕様に カスタマイズされたお客様の事例です。 個性が光る優しい雰囲気のモールトンですね。 |
メインコンポーネントはCampagnolo VELOCE。
ホイールハブはCampagnolo RECORD。 |
Moku2+4 オリジナルのアルミマットガード(ポリッシュ) |
バーテープはBROOKS カンビウム ラバーバーテープ。
サドルもBROOKS カンビウム。
ハンドルステムとドロップハンドルは日東。
ワイヤーケーブルは少しアクセントを取り入れてクリアーイエローを選ばれました。
輪行の際に便利な大型ロックリング(左)と
簡単に取り外しが出来るMKS Ezyペダル(右)。
ーーーーーー組み立て編ーーーーーー
TSRシリーズは、組み立てられた完成車の状態で英国より届きますが、
最終調整をするために必ず分解します。
左)リアフォークを取り外してピボットスピンドル長を加工し、
ガタが出にくいように組み立てます。
右)ボトムブラケットハンガーの下処理をします。
定盤に載せてフレームアライメント点検。 |
ロードバイク用のホイールハブを使うためにリアエンドを純正幅の135mmから130mmに修正します。 定盤上で点検しながら修正しないと、フレーム中心にホイールが収まりません。 |
フロントフォークは、鉄粉が入っていないかなど、 状態を確認するため一旦分解して、各パーツを洗浄します。 これはサスペンションを滑らかに動かすための作業です。 |
サスペンションスプリングの先端にバリがある場合は研磨します。
左)研磨前、右)研磨後。
これも滑らかにサスペンションが動くようにする作業のひとつです。
これも滑らかにサスペンションが動くようにする作業のひとつです。
サスペンションピストンを旋盤で少し加工します。 この作業もサスペンションを滑らかに動かす作業のひとつです。 |
サスペンション分解時にハイトアジャスターの取り外しが固かったので確認すると ネジ山が荒れていたので、 タッピングしてネジ山を修正しておきます。 |
ボトムリンクは、AMシリーズ・TSRシリーズともに同じパーツを使用しているため、
モデルに関係なく、フロントフォークエンドにボトムリンクが
ほぼ干渉しているため、干渉部分を削ります。
これもサスペンションの動きに関係する作業です。
これもサスペンションを滑らかに動かすための修正作業です。
モールトンのサスペンションは、いくつものパーツ(フォーク)で構成されています。
一箇所、二箇所の調整や作業だけではモールトン本来のサスペンションは体感できません。
モールトンの優れたサスペンション機能は、しっかりとこのような作業を経ることで体感することができます。
サスペンションを滑らかに動かすためにはこのような加工や修正が必要になります。