2016-10-25

Moulton TSR-9 (Black) ライトカスタム

ご注文いただいたTSR-9の非分割フレーム。
ご購入時に新車組み立ての際はほとんどの部品を分解して調整し直す旨を説明させていただくのですが、「分解するなら」と気になるところをカスタマイズされました。
サドルはBROOKS カンビウム C15。
比較的ブラックのパーツが多い純正部品から、シルバー系に交換しました。
シフトレバーとブレーキレバーはクラシカルな雰囲気にして、
グリップはサドルと同じくBROOKS カンビウムに。

左)クランクセットはCampagnolo VELOCEに交換。
フロントの変速レバーは取り付けていないのでシングルままですが、チェーン外れを防ぐためにフロントディレイラーを取り付けました。
右)ペダルはポリッシュが綺麗なMKS プライムシルバンロード。

           ーーーーーー組み立て編ーーーーーー

ラバーコーンの取り付けネジを外し、リアフォークを取り外す前にフォークの動きを確認します。
分解した時のピボットブッシュ幅54.35mm、スピンドル長は55.10mm。
スピンドル長を55.10mm→55.00mm→54.90mm→54.80mm→54.75mmと
段階的に旋盤で削りました。

錠盤にフレームをセットしてアライメントを確認します。
リア廻りのアライメントを点検。

左右のエンド位置が少しズレていたので、削って位置を合わせます。
ズレが大きとホイールが傾いているので走行抵抗が増えますね。

フロントフォークのアライメント点検をします。

フォークコラム内がザラザラしていたので、軽く研磨して滑りを良くしておきます。

サスペンションピストンやボトムリンクなどを加工します。