2015-02-11

YONEX CARBONEX

梱包の仕方や梱包材ひとつとっても物作りの姿勢を感じます。
日本人らしくて、とても丁寧。性能には関係ないですが、こういうところも好きですね。
海外のメーカーでとても高価なフレームなのに、え?こんなざっくり入ってんの?なんてことも良くあるので。


フレーム重量は680g。サイズがMなのでちょっとだけ重量UP。

左)他社フレーム内部、右)YONEXフレーム内部。
圧倒的な作りの差です。

左)他社フレームのボトムブラケットハンガー内部 
右)YONEXハンガー内部。

多くのメーカーは、ハンガーを簡単に作るためにアルミスリーブが入っていますが、YONEXはスリーブを入れずカーボンで一体整形です。
ここはボトムブラケットを圧入するので、カーボンで作る場合はよっぽど精度良く作らないと駄目なんですが、こういったところも自信の現れですね。

YONEXはフレームを作る基準が通常と違うので、錠盤に乗せても点検のしようがありません。
精度は全く問題ないと思うので、
こんな事をする必要は無いですけどね。

組み立てていきます。電動なので配線を通していきます。

ートポストに挿入するシマノのバッテリー。とても小さくて軽い!
コンパクトで高品質な電装パーツが得意な日本。

こうなってくると他メーカーが追従していくのもなかなか大変でしょうね。

バッテリーにシートポスト内部に固定するアダプターを被せます。

こんな感じでシートポスト内に収めていきます。

バッテリーの準備が出来たらシートポストを取付けていきます。
自分のポジションを反映させるため、ポジション治具に取付けます。

左)フォークコラムの余分な部分をカット。
右)カットした端は軽く研磨しておきます。


こんな感じで充電。

完成車重量は6.48kg。

これだけ手が掛かっていてこの価格は決して安いとは言いませんが破格だと思います。
実績を積んでいかれたら、値段も上がるかもしれませんからね。
一秒でもタイムを上げたいといったレースシーンでは、まだまだ変化の期待できる車両と言えますが、ホビーレースやロングライド、ツーリングであれば充分満足できます。

色んなものとせめぎ合いながら100%日本製にこだわるYONEX。
学生時代のテニス経験からYONEXのカーボン技術はの高さは実感していたので純粋に応援したいですね。
純国産カーボンフレームの変化をメーカーと一緒に感じていけるのも楽しいですし、ワクワクさせてくれるメーカーです。