クルマ、バイクと乗り物がお好きなお客様からご注文いただきました。 とりあえず、パーツ全てを取り外していきます。 |
リアフォークを取り外して、ピボットスピンドル長を確認すると少し長めでした。 このままでは直ぐにリアフォークにガタが出ますね。 |
フロントフォークも全て分解して、アライメントの確認。
少しエンド位置がズレていますね。
エンド位置が左右でズレている分を少し削って調整します。 |
今回はメインフォーク、サブフォークのアライメント修正をしてから、フォークや各部パーツを洗浄しました。 |
元々付いていたグリスや細かな鉄粉を一つ一つ丁寧に洗い油で落として、フォークを組み立てる準備が整いました。
ここから材質や性質に合わせてグリスの種類を変え、組み上げていきます。
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前の行程では、メインフォーク、サブフォークそれぞれ単体でアライメントを修正していましたが、組み立てるとアライメントが変わってしまうことも多いので、もう一度アライメントを確認しておきます。 |
フレームも組み立てて、
リアフォークのアライメントも確認します。
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その他もろもろ調整しながら組み上げていって完成です。 以前、モールトン日本代理店の富成氏が、 「モールトンを錠盤に載せてフレームアライメント作業しているのは、Mokuさんだけですよ」と言われていた事を思い出したしました。 組み立てるのにちょっと手間を掛け過ぎなんかな〜と思ったりもするんですが、手を加える前と後では全然違って、しっかりと反応が返ってきます。 お客様からも「この自転車、すーっと前に進んでる感じよくが分かる」と言われることがあります。 こう言われると凄く嬉しいですね。 カーボンロードやクロモリロード、MTBなど色々と乗り継いでこられたお客さんから言われる事もありますし、モールトンが初めてのスポーツバイクだと言われるお客さんからも、時々核心を突いたインプレッションを言われる方もいらっしゃいます。 だからアライメント作業に限らず、色々やってしまうのかもしれませんね。 |