前回の続きです。(#1はこちら)
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リアセクションとフロントセクションのアライメントを点検し修正します。
修正と言ってもいろんな考え方があるので何とも言えませんが、
ホイールを差し込むエンドの長穴が左右で2mmも違うと
目視でホイールが傾いていることが分かります。
ホイールを差し込むエンドの長穴が左右で2mmも違うと
目視でホイールが傾いていることが分かります。
エンド修正と言えば、詳しい方であればPark ToolやCampagnoloから販売されている
『エンド平行修正工具』などを想像されるかと思いますが、
あれはハブに対して真っすぐ平行にフレームエンドが当たるように修正する工具です。
平行になっていないとハブ軸にストレスが掛かるので、
この工具を使って平行になるように修正します。
が、ホイールを差し込むエンドの長穴(ホイール位置)までは確認できませんね。
ここで錠盤が登場します。
『エンド平行修正工具』などを想像されるかと思いますが、
あれはハブに対して真っすぐ平行にフレームエンドが当たるように修正する工具です。
平行になっていないとハブ軸にストレスが掛かるので、
この工具を使って平行になるように修正します。
が、ホイールを差し込むエンドの長穴(ホイール位置)までは確認できませんね。
ここで錠盤が登場します。
シートポストを差し込もうとしたら、とても固かったのでリーマー掛けをします。 ステンレスフレームの『固い』とクロモリフレームの『固い』とでは、 ちょっと感覚が違います。 |
ポジションを確認しながらセッティング。
ここでウィッシュボーンの長さについてちょっと悩みました。
実際に乗られるオーナーの背丈で考えると100mmで問題無いんですが、
ダブルパイロンはヘッドチューブが短いので、ステムコラムが少し長めに出てしまってハンドル高さを上げる調整幅があまり取れませんでした。
(と言ってもハンドル高さとサドル高さは水平を基準にしています。)
そこで、150mm長のステムを試すと、サドルとハンドル高さが水平ぐらいのポジションで合わせる事も出来ました。
100mmと150mmを思案した結果、150mmはサドルよりハンドルを低くする事が出来なかったので、やっぱり100mmにしました。
ドロップハンドルは、サドル高さとハンドル高さが同じぐらいか、それより低いのが一般的ですが、サドルより高過ぎるとかえって手首や肩などが疲れる事もあったりします。
自転車に乗り馴れてくるとポジションもいろいろと変わってくるので、
そのような場合でも調整がしやすいようにパーツを選択しています。
どうもリアの変速レスポンスが良くなかったので確認すると、
インナーケーブルの角度が悪く、ケーブル受けにケーブルが擦れていたので、
ケーブル受けの穴を少し削って改善しました。
変速レスポンスって、変速音を聞いたり、ペダリングの強さを変えたりしながら
確認していくんで以外と繊細なんですよね…。
こんな感じで完成です。 拡大画像はこちら >>> AM 20inch Series No.19 |