2012-05-16

BD-1 Monocoque (C-Gold) オーバーホール


前回に続いてBD-1のオーバーホールです。
2006年の納車から、1年に1度ワイヤーケーブルを交換して、2年に1度オーバーホールしてと定期的にケアされています。雨の日でもほぼ毎日使われているようで入庫するたび結構やれていますね。
こちらのオーナーは還暦を過ぎておられますが、びわ湖一周ロングライド『ビワイチ』にも参加されるなど、普段使いに加えてサイクリングイベントも楽しまれています。
スプロケットもいつも泥だらけです。
綺麗に洗浄しますが、このモデルはShimano Capreoという小径車専用のコンポーネントを装備しているタイプなので、使用頻度の高い一番小さいリアギア9Tは交換しました。Capreoに限らず、カセットスプロケットの小さなギアは消耗度が高いので単体で交換できるようになっています。

ディレイラープーリーも拭くだけではなかなか綺麗にならないので、分解して汚れを綺麗に洗います。

BD-1の要であるリアフォークヒンジベアリング(メインフレームとリアフレームを繋ぎ合わせる折りたたみ支点)ですが、今回はさすがに交換しました。錆で完全にアウトでした。

リアフォークのベアリング内部はこんな感じで錆ていました。
ボトムブラケットも今回交換しました。少し錆びているぐらいであれば磨けば錆は落とせるので大丈夫ですが、手で回した時にゴリゴリとした感触がする場合は、ベアリングそのものがダメになっているので交換しなければなりません。
その他に、前後ハブやヘッドベアリングのオーバーホールに加えて、前後タイヤ、チェーン、ブレーキシュー、ワイヤーケーブル一式など消耗品を交換して終了です。