2012-02-11

BD-1 (Black) ドロップハンドル カスタマイズ Part.1

今回は、2011年から段階的に進めてこられたBD-1のカスタマイズです。ようやく完成形に近づいたのでこれまでの流れを紹介します。
カスタマイズのきっかけは、2011年6月に世界遺産の延暦寺で開催された『比叡山ヒルクライム大会』にエントリーするためで、まず手始めにストレートハンドルからドロップへ移行しました。


軽量化を図るためにスプロケットをShimano Dura-Aceに交換。
純正のMTBワイドギアから、ロードのクロスギアへ。

左)ゲージをロングに交換したリアディレイラー。右)元のショートゲージ。

BD-1にロード用のリアディレイラーを取り付ける場合は、折りたたみ時に起こるチェーンの “たるみ” を取るために足の長いロングゲージを選ばれた方がいいですね。
リアディレイラーも軽量のDura-Aceを選ばれましたが、新しいDura-Aceにはロングゲージという設定が無くなってしまったので、ゲージだけロングに交換しました。
また、段階的にフロントギアのダブル化も予定されていたので、それも考慮してロングゲージにしておきました。折りたたみ時に起こるチェーンの “たるみ解消” だけでなく、フロントをダブルにした場合、ショートゲージのままでは折りたたみ時に必要な “BD-1純正チェーンガイド” が走行中スプロケットに干渉しそうになるからです。


         
BD-1をドロップハンドルに交換すると、高さ調整のできる純正ハンドルポストを一番低く設定しても、その位置が高すぎてポジションが合わせにくいので、ハンドルポストの調整穴を新たに開けて、少しでもポジションを合わせやすいように加工しました。

ドロップハンドルに交換する際、BD-1はポジションの他にもブレーキの “引きしろ” 部分で問題が出てきます。
純正はVブレーキを採用しているため、そのままドロップハンドルのブレーキレバーを合わせてしまうと、Vブレーキの引きしろがキツすぎて少しのタッチで急ブレーキが掛かってしまったりするので、ドロップハンドルの場合はキャリパーブレーキを合わせるのが一般的ですが、BD-1はVブレーキ専用にフレームが設計されているため、Vブレーキのままでもドロップハンドルのブレーキレバーが操作しやすい、引きしろを調整するパーツを取り付けます。

サイクルメーターは、ケイデンスや心拍計が付いたメーターを選ばれましたが、BD-1にはケイデンス用のセンサーが取り付けにくいのでアダプターを作りました。

カスタマイズの内容を大まかに説明すると、ドロップハンドルに交換して、フロントはシングルギアなので普段より小さくして、リアを9速から10速のクロスギアに、ペダルをビンディングにして、メーターも標準的なタイプからケイデンス&心拍計付きに交換。
この仕様で2011年比叡山ヒルクライム大会に参加されましたが、2012年仕様はさらにバージョンアップされています。続きはまた後日…。