左)とても隙間が空いています。右)組み直した後。
思った通り、下のヘッドワンもちゃんと入っていない・・・。まぁいつものことですが。左)フレームとの間に隙間が空いています。右)組み直した後。
フレームを錠盤に乗せてリアセンターを確認すると、・・・結構な感じでズレてました。できる範囲で修正するんですけど『ステンレスはしなりにくいから修正するの怖いんですよ』って言いながら作業してます。まぁいろいろ口うるさく言ってますが、アレもコレもモールトンに対する愛ゆえになんですけどね・・・。 |
これもいつもの事なんで驚きませんが、フロントフォークも左右でズレていたので、フォークエンドをマーキングしてから削ります。
さて、フレーム修正も完了してパーツの組み付けに入ります。調子良く進めていると、ブレーキに泥よけが干渉することが判明。このままだとブレーキの引きが重くなってしまうので泥よけを削って問題解決。削って解決と簡単に書いていますが、最後の微調整はやっぱり時間が掛かかります。こういうときはスマートに見せるための「仮付けして→削る」の作業を怠ってはいけません。
地味な作業の積み重ねでやっと完成。均整の取れたモールトンに仕上がりました。MokuではNew Seriesが人気なんですが、この後にももう一台、色もコンポーネントも同じNew Seriesが続くんです。個人的にフレクシターが好きなんでなんか嬉しいですね。 今更ですが・・・、フレクシターを搭載したサスペンションは本当に素晴らしい。見た目はただのシンプルなゴムの棒なんですけどね。フレクシターというゴムの構造を理解すればするほど惹きつけられるんですよね。まぁ、シンプルがゆえにとても奥が深いんですが、これに勝るサスペンションスプリングはなかなか無いと思います。 |
あとは、お渡しするのを待つのみ。現在店内にオーバーホールや組み立てなど、作業を控えているNew Seriesが全部で5台あります。優雅な光景です。
今回の事例は作業のある一部なので詳しくはこちらから。 AM-New Seriesシリーズの詳しい組み立て作業内容>>> |
そして後日、New Seriesを引き取りに来られたオーナーとテラスで撮影。 完成した画像はこちら >>> AM 20inch Series No.16 |