これはリアエンドですが、相変わらず結構歪んでますね。約3〜5mmぐらいは平均して歪んでいます。
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分かりやすく画像に青の中心線を入れてみましたが、歪んだままのフレームに車輪を付けて目視で確認すると、明らかにホイールがズレているのが分かります。フレーム単体で1〜3mmぐらいズレていても、その程度なら大したこと無いと思われるかもしれませんが、フレームに車輪を付けるとホイールが真っすぐ付いていないことがよく分かります。車輪が中心からズレていると、車輪を引きずって走っている状態(後ろから引っ張られている状態)になるので、いくら高性能なホイールやハブを組み付けても根本がズレているためその効果は充分に体感できません。なので錠盤で歪みをできる範囲で修正します。 |
フロントフォークエンドもズレています。ホイールが収まるフレームエンドのズレは前後とも修正しますが、フレームに対してというよりは、ホイールの中心にあるハブに関係してきます。ここを正確に修正してもフレームのセンター(よく言われる芯)は直りません。 |
フレクシターの支持アームは、ハンドルを切る(回す)と左画像のようにフレームと干渉する場合があるので少しだけ削ります。これは、フレームとフレクシターの隙間がもともと少ないことに加えて、ヘッドチューブをフェースカットした時にヘッドチューブ長がほんの少し短くなるために起こります。個体差があるのでフェースカットをしても問題ないケースもありますが、場合によっては干渉することもあるので加工します。
左)赤い印をつけた部分を削ります。右)加工したことでフレームに干渉せすることなくハンドルを切る(回す)ことができます。
ポジションの数値を確認します(データ取り)。
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