New Series のオーバーホール&再塗装の続きです(Part1. Part2. Part3.)。 再塗装の際に取り外したリアフォークピボットのフレクシター(ゴムスプリング)をフレームに取付けますが、フレクシターを圧入するための工具が市販されていないため、オリジナルで製作した特殊工具を使用しています。 |
リアフレクシターはただ単に圧入している訳ではありません。フレクシターの圧入位置によってはリアフォークのセンター位置が変わるからです。少しづつ圧入して、錠盤に載せて確認という作業を繰り返して最善の位置を見つけます。このNew Seriesは、画像中の赤で指している部分のように、1mm程突き出すぐらいが良い感じでした。 |
リアフォークのエンド幅が127mmぐらいで規格の130mmより幅が狭かったので、ここでもまた錠盤で確認しながら修正しました。
フレームを整えたら、今度は細かな部品を整える作業を行います。
画像左)フレクシターを支持しているアームの取付ボルトの汚れを落としているところ。
メインフレーム分割部分(キングピン)も錆びていたので、錆を取り除きます。
(画像左:加工前、画像右:加工後)
やっとフレームのオーバーホールが完成しました。 |
塗装の仕上がりを待っている間に、細かなベアリング類などを洗浄してグリスアップし、小分けにして準備しておきます。ここからブレーキキャリパーや駆動系などパーツをオーバーホールしながら組み立てていきます。次はパーツをフレームに組み付ける作業ですが今回はここまで…。 |