祇園祭というと7月14日〜16日の宵山、17日の山鉾巡行が有名ですが、7月1日〜31日まで1ヶ月にわたって神事・行事が行われています。まだギリギリ7月なので、今回は祇園祭にちなんだお菓子をご紹介します。 高倉通蛸薬師上ったところの亀廣永さんの『したたり』です。祇園祭・菊水鉾の献上菓子として知られています。もともとは祇園祭のお茶会に出されるお菓子として考案されたそうですが、お客さんの要望で通年店頭で販売するようになったそうです。 |
これがその『したたり』です。簡単に説明すると、黒糖と寒天の琥珀羹(こはくかん)といわれるもので、名前の通り、袋から開けるとしたたってくる感じです。何度かお客さんから差し入れで頂いたことがあったんですが、お店に訪れたのは初めてでした。冷やして食べるんですが、ぷるんぷるんで、しっかりと甘いのに後味がすっきりしてて、黒糖好きの方には絶対おすすめです。黒糖のさわやかな甘さが癖になりますよ。シンプルゆえに素材にはものすごく拘っていると言われていました。ここでしか買えないお菓子なので京都のお土産に是非どうぞ。
亀廣永:京都市中京区高倉通蛸薬師上ル和久屋町359