これがMoulton TSR-9 完成車の状態です。Moultonの完成車は手を加える部分が結構多いので、ほとんど分解して再組み立てをします。とりあえず、そのままでも乗る事は出来ますが、それではMoultonの良さが出し切れません。Classic Miniの新車が販売されていた当時も、結構手を加えないと良い状態になりませんでした。新車やのにエンジンオイルを抜き変えなあかんは、ホイールアライメントもかなりズレているはで、点検項目が多くて大変でした。MoultonとMiniはイギリスプロダクトなので似ていますね。 |
一気にパーツを取り外しにかかります。 |
さらにフロントフォークとリアフォークを外します。 |
結局ほとんど分解するので、分解されたまま納品されたらいいのにな〜なんて思います。 |
とりあえず、ホイールの振れ取り一式をしますが、精度が良くない場合が多いので調整が大変です。 |
振れだけ取ってもあまり意味が無いので、スポークのテンションをなるべく均等にしていきます。 |
リアフォークを外して、ピボットスピンドルの長さを確認します。ほとんどの場合、スピンドルが長くてこのままではリアフォークにガタが出やすいです。 |
スピンドルを旋盤で少し短く加工します。今回、削ったのはは0.35mmぐらいでした。この後もフォークの分解やアライメント修正などの手間のかかる作業が続きます。。。
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