2011-04-09

TSR-9 (BK) 完成車 組み立て。1/2


これがMoulton TSR-9 完成車の状態です。Moultonの完成車は手を加える部分が結構多いので、ほとんど分解して再組み立てをします。とりあえず、そのままでも乗る事は出来ますが、それではMoultonの良さが出し切れません。Classic Miniの新車が販売されていた当時も、結構手を加えないと良い状態になりませんでした。新車やのにエンジンオイルを抜き変えなあかんは、ホイールアライメントもかなりズレているはで、点検項目が多くて大変でした。MoultonとMiniはイギリスプロダクトなので似ていますね。
一気にパーツを取り外しにかかります。

さらにフロントフォークとリアフォークを外します。

結局ほとんど分解するので、分解されたまま納品されたらいいのにな〜なんて思います。

とりあえず、ホイールの振れ取り一式をしますが、精度が良くない場合が多いので調整が大変です。

振れだけ取ってもあまり意味が無いので、スポークのテンションをなるべく均等にしていきます。

リアフォークを外して、ピボットスピンドルの長さを確認します。ほとんどの場合、スピンドルが長くてこのままではリアフォークにガタが出やすいです。
スピンドルを旋盤で少し短く加工します。今回、削ったのはは0.35mmぐらいでした。この後もフォークの分解やアライメント修正などの手間のかかる作業が続きます。。。