2005年に納車したAM-18のレストア事例です。 それなりにクタクタになっていたので、再塗装も含めたレストアですが、 新しい物と古い物が融合していて 少し未来的なモールトンに仕上がっています。 |
未来的なデザインのShimano、 アーバンスポーツ系クランクセット。 |
新しい物と古い物の融合です。
左)スプロケットは9-32Tの11速ワイドギアなんですが、9TスタートのワイドギアはShimanoにもSRAMにもない革新的なギアです。
Shimao Capreoは9-26Tでしたからね。
フロントチェーンホイールを小径化すると回転効率も上がりますし、見た目もシンプル。同時にギアレシオ(歯車比)もシンプルになりますし、フロントチェーンホイールがダブル(2枚)の場合、変速時にチェーンが外れてしまう事がありますが、変速時のチェーン脱落もなくなるのでメリットも大きいです。
このような組み合わせの歯数が登場したことでフロントのチェーンホイールに関しての新しい提案ができて嬉しいですね。でもまだまだ新しい製品なので金額が気になるところです。Shimanoなどからも発売されて、もっと一般的になればもう少し金額が下がってくると思うのですが...。
右)ハブは20年ほど前のカンパニョーロ。カンパニョーロの拡張性は大変助かります。
20年前のハブに現行のスプロケットが組めるってスゴイです。
当然すんなり組める訳ではないので、スモールパーツを組み合わせて換装するのですが、お気に入りのハブがそのまま使えるのは嬉しいですね。
走行時の転がり抵抗感が少ないハブダイナモライト。 |
レストア前はドロップハンドルでしたが、 レストア後はフラットハンドルに変更されました。 |
画像はレストア前のフレームです。 全てのパーツを取り外し、各フレームを細かく分解していきます。 |
パーツを取り外していくと、フォークコラム内部に錆が少し出始めていました。 |
フロントフォークやその他分解したパーツは、洗油で綺麗に洗浄していきます。 |
フレームを全て分解しました。 |
パッと見は綺麗でしたが、リアフォーク下側に塗装の下から錆が浮き出ていました。 |
サンドブラストで錆を取り除き、塗装へ出します。
純正と同じMaroonに再塗装されます。
純正と同じMaroonに再塗装されます。
塗装も綺麗に仕上がりました。
取り外したフレクシタースプリングを専用工具で再度圧入しました。
左)塗装が上がってきた状態。塗膜を軽く研磨します。
右)フレクシタースプリング圧入後。
撮影した画像がここで終わってしまったので、それ以降の作業画像がありません。
ハブダイナモ組んで、フラットハンドルにして、新設したコンポーネントを組み付けて完成です。新しくてかっちょいいモールトンに仕上がりました。