2019-11-18

NS-Speed Double Pylon 特注 カイセイ スチール Part.2

Part.1の続きです。
各部点検とアライメント点検するためにフロントフォークを分解します。


取り付けボルトの点検が終われは、フォーク単体で組み立てます。

 アライメント点検をするため、フォークのセンターを確認します。

ニューシリーズ系のフレクシターラバースプリングを備えているフロントフォーク
のアライメント点検方法は、リーディングリンクサスペンションを採用している
モールトンシリーズとは異なります。
フレクシタースプリングを固定しているボルトを緩めると、
フレクシターを固定している時と緩めてフリーの状態にしている時とでは、
フォークの中心位置がズレる事があります。

動画のように一部のボルトを緩めて、
手で押すだけでフォークエンド位置が1cmぐらいは、動いてしまいます。

 アライメント修正をする前(左)と修正をした後(右)では、ズレがありました。

左右のフォーク足の中心位置が適正になれば、フォークエンド位置を削って修正します。

 左)修正前は1mmぐらいズレてします。
右)修正後。 

 ベアリング受けが収まるフェース面をフェースカットします。

元々付いているのグリスの質がよくない事が多いので、
ヘッドベアリングのシールを一度取り外して、グリスを取り除き、

新しいグリスを入れます。

最後は、フレームにフロントフォークを取り付け、
フレーム全体の中心位置とフォークの中心位置の差異を確認します。

Part.3に続きます。