Part.1の続きです。 各部点検とアライメント点検するためにフロントフォークを分解します。 |
取り付けボルトの点検が終われは、フォーク単体で組み立てます。 |
アライメント点検をするため、フォークのセンターを確認します。
ニューシリーズ系のフレクシターラバースプリングを備えているフロントフォーク
のアライメント点検方法は、リーディングリンクサスペンションを採用している
モールトンシリーズとは異なります。
フレクシタースプリングを固定しているボルトを緩めると、
フレクシターを固定している時と緩めてフリーの状態にしている時とでは、
フォークの中心位置がズレる事があります。
動画のように一部のボルトを緩めて、
手で押すだけでフォークエンド位置が1cmぐらいは、動いてしまいます。
アライメント修正をする前(左)と修正をした後(右)では、ズレがありました。
左右のフォーク足の中心位置が適正になれば、フォークエンド位置を削って修正します。 |
左)修正前は1mmぐらいズレてします。
右)修正後。
ベアリング受けが収まるフェース面をフェースカットします。
元々付いているのグリスの質がよくない事が多いので、
ヘッドベアリングのシールを一度取り外して、グリスを取り除き、
新しいグリスを入れます。 |
最後は、フレームにフロントフォークを取り付け、 フレーム全体の中心位置とフォークの中心位置の差異を確認します。 Part.3に続きます。 |