2011-03-27

TSR (BK) ULTEGRA-SL(6600) ステム交換。(2/2)

3月7日にステム交換をした作業の続きです。駆動系のオーバーホールも追加で作業します。前回の走行距離は約10,000km弱でしたが、今回は3,000km程です。小径車の3,000kmは、ロードバイクと比較すると車輪がとても多く回転している事になるので、早めのオーバーホールが大事です。
クランクセット、チェーンなどを洗浄していきます。洗うだけなので簡単そうですが、オーバーホールの場合は汚れをきれいに落とすのに一番時間がかかります。クルマのエンジンも同様で洗浄に多くの時間を費やして、あとはパーツを組み立てるだけです。エンジン組み立てにももちろんノウハウは必要なのですが、それよりも大事なのが洗浄です。
次はハブを分解してベアリング類を洗浄します。徹底的に洗浄しようと思うと、パーツクリーナーだけでは限界があるので、Mokuでは洗い油が必須です。
このロングリーチブレーキも交換します。
フロントブレーキを交換する際に、ブレーキ取付けボルトの長さが異なる物が付属されていますが、長い物は長すぎて底付きし、短い物はネジ山の噛みが浅いです。丁度良いボルトが無いので加工します。左:加工前、右:加工後。
加工したボルトの頭は錆びやすいため、クリアーの塗装をしておきます。


ブレーキ交換後。ULTEGRAのブレーキはブレーキシューがリムまで届かないので、ブレーキカートリッジを交換します。このブレーキカートリッジは通常シルバーですが、ULTEGRA-SLのグレーに合わせてグレーアルマイト処理をしました。
最後にBrooks製の革バーテープを巻いていきます。通常は付属のテープ(画像中)を使ってバーテープの終わりを仕上げますが、このテープを使うと見た感じが分厚くなり、見た感じもあまり良く無いので、テープを使わないように革の場合は上から巻きます。
上巻き後。シンプルになりました。
ステム交換終了。ステム長を短く加工しているので、今までとポジションもほとんど変わらずに、見た感じが良くなったと思います。


※Moku2+4のCustom Made MoultonのAM-20inch更新しました。