Moku2+4オリジナル「Moulton SST-Pale Grey」が完成しました。
SSTのフレームキットをベースに組み上げました。
このPale Greyは、AMシリーズが作られているBradford-on-Avonのファクトリーで
塗装された別注品です。
スポーティーな雰囲気を出してコンポーネントは、Shimano105の11speedです。
クラシカルの中に少し大人な雰囲気を入れて、
革バーテープはマルーン色(栗色)、革サドルには深いブラウン色を合わせました。
価格はお問い合わせください。
クランクセットには、細身デザインの日本メーカー"Sugino スギノ"のシルバーを選び、
チェーンリングには、ブラックを合わせました。
淡いフレームカラーを生かすパーツとして、歯先まで黒の艶消し加工されている
フランスのメーカー"Stronglight ストロングライト"製のチェーンリングを選びました。
全体の中心にあたる足下がグッと引き締まってフレームデザインがより引き立ちます。
コントラストを効かせた組み合わせです。
クランクセットの配色に合わせて、
ペダルもシルバーとブラック2色使いのモデルを選びました。
脱着式ペダルの日本製"ミカシマ" Ezyです。
ハブもShimano 105 R7000のハブを改造して組み上げています。
左)ブレーキレバー Shimano 105 R7000
右)ブレーキキャリパー Shimano R451
ブレーキケーブルには、ヴィンテージケーブルのホワイト(艶消し格子柄)を合わせました。
フレームカラーのPale Greyに寄せつつ、スッキリとした爽やかな印象に。
バーテープは、イギリス"BROOKS"レザーバーテープのマルーン(栗色)。
少し赤みがかったブラウンを合わせて艶っぽく大人の雰囲気に。
サドルは、バーテープで表現した大人の雰囲気に合わせて
丸みを帯びたデザインのBROOKS チームプロから深いブラウンを合わせました。
爽やかでどこか艶っぽいモールトンの完成です。
初心者の方でも操作しやすいモールトンに仕上げています。
従来のSSTとは使用している塗料が違うので全体の雰囲気も少し違うんですよ。
作業工程としては、
毎度のことながらフレーム一式を全て分解するところからはじまって、
フレームアライメントに、フォークアライメントやフェイスカットの下処理、
ワイヤーケーブルはフレームに合わせて切断し、その後に切断面を丁寧にヤスリがけ、
インナーケーブルにはケーブル専用グリスを塗布、
インナーケーブル端末はハンダ付けした後に滑らかにヤスリがけを行い、
レザーバーテープは左右の巻き幅や見え方などを慎重に揃えながら最後にオイルを塗ってと、
幾つもの作業行程を経て組み上げていますが、画像には残せていません。
ですが、Moku2+4が手がける滑らかに走るモールトンに仕上がっています。