2020-10-17

モールトンひとり遊び - 初テンカラ釣り

「モールトンで一人遊び」実践編。
人生初のテンカラ釣りに行ってきました。
Moku2+4 本店からモールトンで桂川支流の清滝川を目指します。
清滝川までは本店から約30分ぐらいで到着するので嬉しいです。
その前に嵐山天龍寺近くにある「サイフォンコーヒーのお店 Cafe Takahashi」
カツサンドをテイクアウト。
ここのサンドイッチはお気に入りです。

あっという間に清滝川に到着。
桂川自転車道路の終点嵐山渡月橋から北西に進み、
2kmほど坂を上ると清滝川に到着します。
本店からとても近いのでモールトンに乗ってる時間は少ないですが、
この後のメインイベントが待っているので2kmの坂だけでも充分楽しいです。

人生初のテンカラ釣りを始める前に、人生初のウッドガスケトルに挑戦。
大袈裟に人生初という言葉を使いますが、
それほど縁のなかったことをするのでワクワクします。
ガスバーナーを使用せず再生可能エネルギー(枯葉や小枝)が
燃料なのでとってもエコです。
近日入荷予定ですのでまた詳細はホームページでご紹介します。

話を戻しまして、まずお湯を沸かす準備です。
あたりを見渡すと燃料の枯葉や木の枝が直ぐに見つかるので少し集めます。

いい感じに煙が出てきましたが、火をくべることを久しくやってなかったので、
適当に何となくやってたら思いのほか時間が掛かりました...。
でも何だか楽しかったです。感覚でやってたんですがなかなか火が安定しなくて、
お湯が全然沸かないんでカツサンドもなかなか食べられないんですが、
考えながら火をくべるのが、難しくて楽しい。
そもそも事前におさらいしておけば良かったんですが、
そういうことよりも先にこのケトルを使いたかったんですよね。
コツが分かれば手持ちの携帯ガスバーナーよりお湯を沸かすのは早そうです。
種火で保温もできますし、モールトンと同じ英国製ということもあって
雰囲気と勢いではじめた感じですが妄想してた以上に楽しいです。

水が少し足りなかったので継ぎ足し沸かし、コーヒーを注ぎます。
お湯も少しずつ出てくるので注ぎ易かったです。

このカツサンド、いつ食べても美味しいです。
綺麗な川や山あいの中で食べると格別ですね。
でもこんなロケーションなら何を食べても美味しいと思います。

良い眺めです。
念のため最悪のことも考えてガスバーナーも持参してお湯を沸かしていましたが、
このケトルを使うとガスバーナーを使うのが味気なく感じてしまいました。
今までガスしか使ったことがなかったのでガスでも便利で楽しかったんですが、
ケトルの不便さが良いのかもしれません。

少し余談ですが、
京都大学の川上教授が「不便益 : 不便さがもたらす益」を研究されているのですが、
まさしく、枯葉や枝で沸かす不便さがもたらす楽しさや穏やかな時間が
「益」なのかなと感じました。

いよいよテンカラ釣りに挑戦!
竿に糸を通して、毛鉤をセット。
自撮り棒の三脚を開いて、少し離れたところからの写真も撮れるようになってきました。

ちなみに使用しています仕舞い寸法27cmのテンカラ竿
Moku2+4で販売することになりました。
こちらも詳細を後日ホームページでご紹介します。

釣れる前提で来たわけではないのですが雰囲気は出ているような?
練習場所には良いかと...。

毛鉤で初めて釣れました!カワムツですね。
釣れると思ってなかったのでこんなスモールサイズでも純粋に嬉しいです...。

モールトンに乗って自然の中に入って、
人生初のウッドガスケトルに悪戦苦闘しながらコーヒーを入れて昼食を愉しみ、
人生初のテンカラ釣りでスモールながらも毛鉤で釣れました。
改めて気がつきましたが、全くの燃料要らずでエコフレンドリーな遊び方ですね。

ほんの3時間ほどのことですが大満足の1日になりました。
Moku2+4本店をお昼に出発して日暮れ前の夕方には帰ってこれます。

テンカラ釣りの存在を知ったのは、
ニューノーマルなライフスタイルが模索されている中、
モールトンで今までと違った遊び方はないかと考えていた時でした。
テンカラ竿もたくさん種類があるんですが、
その中に仕舞い寸法が27cmまでに収まり日本製にこだわる竿があることを知って、
モールトンと一緒に遊べたら面白いんじゃないかと思った訳です。

今までモールトンでいろんな景色の良いところをサイクリングしてきましたが、
「良い景色だねー」と通り過ぎていた自然が、
テンカラ釣りをキッカケに自然の中に入って行く理由ができました。
理由がないと通り過ぎてしまうんですよね。
何度も走ってる場所は特に...。


最初からアマゴやイワナ、マスなんて釣れるとは思ってませんが、
10月〜2月一杯までは禁漁期間なのでアマゴやイワナ、マスなどは釣ってはいけません。
そもそも最初からそんなの狙えませんから私の場合は問題ないんですが、
カワムツであれば少しだけ狙えるかもと思ったので、
清滝川を管理してる保津川漁協組合さんに電話して
「毛鉤でカワムツを釣っても良いのですか?」と問い合わせたら
(カワムツの問い合わせなんてする人いないでしょうけど念のため)
OKの返事をいただいたので、
この日も日券を買ってテンカラ釣りをしました。

テンカラ竿はパニアバッグに、
ウッドガスケトルはモールトンの純正パニアラック前方にあるドリンクケージを 
取り付けるダボ穴に多目的ホルダーを使って装着しました。
このケトルが剥き出しになってるルックスが超お気に入りです!
テンカラ竿も格好良く外に括り付けられないか思案中です。