2020-06-20

Moulton TSR Mosquito Handlebars.

2008年にご購入いただいたTSR。
少しづつカスタマイズされて、
今回はフラットバーからMoku2+4 オリジナル モスキートバーに変更されました。
この12年の間に17インチのモールトンも増車されています。


 リムとハブもアップグレードしてShimano 105に組み替え。

クランクセットは、納車から2年後のカスタマイズで
フランスTA製のカルミナライトに変更されていましたが、
今回はシングルからダブルに変更されました。
 
リアディレイラーは、microshift製。
このようなシルバー色のディレイラーは大手メーカーでは無くなりましたね。



今回のカスタマイズのメインであるモスキートバー。
このハンドルを取付ける場合はモールトン純正ウイッシュボーンステムが
必須アイテムなような気がします。
ウイッシュボーンステムでないと楽なポジションを出すのは難しいかもしれません。

シフトレバーはDura-Ace。
シフトマウントはステンレス製のモールトン純正です。
カスタマイズ前はこのようなフラットバー仕様でした。



モールトン純正のリアハブ幅は135mmで、
リアフォーク幅(フレームエンド幅)もそれに合わせて135mmになっています。
フレームエンド幅135mmにロード用130mmハブをそのまま組み付けると、
左右どちらかに誤差5mmの隙間できます。
この場合、定盤等で修正しないとクイックリリースで押さえ込むか、
ワッシャーなどで隙間を埋める方法しかありません。
いずれの場合も、左右どちらかにホイールが偏るため走行抵抗が増大してしまいます。
偏る前提でワッシャーで誤差を調整する分には問題ないように感じるかもしれませんが、
ワッシャーが追加される分、ハブ軸が短くなり、ハブ軸とフレームとの接点が少なくなるため、この対処法もダメです。
そのような事から、ロードバイク用の130mmハブをTSRに取付ける場合は、
モールトン用に開発した定盤を使ってホイールがフレームの中心に取り付けられるように修正します。
この作業については、フレームに負担をかけないように可能な範囲で修正を行います。