2015-10-27

Alex Moulton TSR-9 再組み立て。

岡山県在住のお客さんからのご依頼で、ほぼ新車に近い状態ですが再組み立て調整です。
ご購入後、早々にサスペンションの動きが気になるとのことで、確認しながら作業します。
まず、ホイールのスポークテンション調整やセンター出し、ハブのグリスアップなど。

駆動系を取り外して洗浄。
リアフォークの動きを確認すると、ガタがありました。

フレーム幅、スピンドル幅を測り、

スピンドル長を旋盤で加工。
フレームのアライメント点検。

フォークを分解するためサブフォークを引き抜こうと思うと、
硬くてなかなか抜けませんでした。
原因は塗膜による引っかかりですね。
こういうところなどを確認していくと、新車時の調整はあまりされていない車両でしょうね。
フォークのアライメント点検。

サスペンションスプリング洗浄後、先端が鋭利になっていたので軽く研磨。
一つ一つの作業を積み重ねていく事で、動きがスムーズになっていきます。
左)研磨前、右)研磨後。

納車当日に試乗していただくと、気になっていたサスペンションの動きも良くなったと言われていました。良かったです。