2014-03-07

Moulton Jubilee (Bugatti Blue) 組み立て #1


50台限定のAM-Jubilee。
ステンレス製AM-Super Speed のクロモリVer.ですね。
20inchでリアサスペンションにステンレス製のハイドロラスティック、AM刻印入りのBrooksが付いています。

既に完売したモデルなんですが、ようやく届いたので組み立て開始。
このJubileeは完成車での販売でしたが、いつものようにとりあえずバラします。
ホイールを取り外そうとしたら、クイックナットが締まっているにもかかわらず右のクイックナットが少し浮き気味でした。
ほんの少しの事なんですがこれは直さないと。

ホイールを分解して、ハブ軸を少し削り、ベアアリングの回転具合を調整します。

ホイールの振れ取りをします。
画像では分かり難いかもしれませんが、ホイールセンターがめっちゃズレていました。
(右側面 千枚通し部分の隙間)

クランクセットやBBカップ他パーツを取り外していきます。
リアフォークの動きを確認。

このJubileeは今までのMoultonシリーズには無いピボットブッシュの取り付け方でした。

ピボットスピンドル内部にネジが切ってあるのは初めてだと思います。
いつものようにスピンドルの突き出しが銅色のブッシュより長いです。
ここの突き出しは0.3mmぐらいまでが丁度良いぐらいですが、これもリアフォークの塗装膜によって変わりますけどね。
スピンドル幅を旋盤で削る前に計測。
ブッシュ内径は今までのモデルで一番大きいですね。
手で持っているのがTSR用ブッシュ。
モールトンのピボットスピンドルの比較。
左から今回のJubilee、TSR、AM-17インチ兼APB
フレクシターとも比較。
左側のフレクシター(ゴムのトーション)は、AM-PylonやNew Series、Super Speedに採用されています。
右はJubileeのソリッドブッシュピボット。

このJubileeのフレーム構造はSuper Speedとほぼ同じなので、てっきりピボットもフレクシターを採用してくるのかなと思っていたのですが違いましたね。
でもこの感じだとフレクシターも圧入できるかもしれませんね。

今回はこの辺で。