2013-03-26

BD-1(Red)O/H &カスタマイズ & 旅のお便り番外編


数年前から眠っていたBD-1をオーバーオールして復活させたいとのことで、
走行距離はあまり多くはありませんでしたが、年数が経過しているので
全体的なオーバーホールとホイールのカスタマイズを依頼されました。
まずは、パーツを外して洗浄、ひたすら洗浄。
リアフォークのピボットが、クランク側にこんな感じで突き出していました。
となるとその反対側は奥に入っていることになります。
ベアリングも錆びてますし、このままではとても良くない状況なので交換します。

リアフォークも取外して洗浄です。
ホイールは全て新調されました。
ハブは、純正からShimano ULETGARAにアップグレード、
リムも純正のシルバーからポリッシュのディープリムへ。
黒のスポークに赤のニップル、タイヤもスリックタイヤを選ばれたので
レーシーな雰囲気になりましたね。

ハブのアップグレードについては、以前と比べてすごく転がるので、
驚く程効果を感じられたそうです。
ハンドルステムのヒンジ部分は、どうしても力が加わってしまう箇所なので、
使うにつれてガタが出てきて、取り付け穴が長穴になってしまいます。
そのままでは危ないので、強度が増している現行のタイプに交換します。

この初期型のハンドルステムを装着されている方は、
現行のものに交換されることをおすすめします。
ヘッドベアリング押し(下玉押し)です。
右側の新品に比べて、装着されていた左側は腐食で削れていたので
新品に交換します。

あとは、チェーンやBB、ワイヤーケーブル、ブレーキシューなど消耗品に、
リアサスペンションのエラストマーも硬化してたので交換しました。


旅のお便り番外編です。
実はこちらのBD-1で、3月2日(土)『ブルベ 神戸西 200km』に参加されていました。
制限時間は13時間30分で、
神戸西ー姫路ー神崎ー西脇ー篠山ー三田ー神戸西の200km。

この日はまだ寒くて雪の降る中、走行されていたそうですが、
途中(2枚目の雪が積もっている画像)の付近でパンクに見舞われて、
予備チューブも持参されていましたが、寒さのあまり手がかじかんで、
思うように作業が進まず、チューブを交換するのに1時間も掛かってしまったそうで、
その1時間のロスがひびいて、いくつか目のチェックポイントで
時間切れになってしまったそうなんですね。
でも時間切れと分かっていても、最後まで走りきられたそうです。
そのリベンジで、先日3月16日に開催された『ブルベ 京都 300km』では、
パンク対策も充分にして、制限時間の1時間前にはゴールされました。

ブルベの開催地は北海道から福岡まで、時期は1月の寒い季節から10月秋まで続きます。
シューペル・ランドヌール(※)を目指されてる方は、
いつにどのコースを走るなど、スケジュール調整も大変でしょうね。
もう凄いのひと言です。

※シューペル・ランドヌール
200km、300km、400km、600kmを一年を通して完走すると認定される。