2012-12-17

Brompton 2013モデル と Bromptonの組み立て。

早くもBrompton2013年モデルがMokuにやってきました。
2013年モデルとはいっても2012年と価格、仕様の変更はありません。
ついでにMokuの本サイトに載せているBromptonの組み立て情報が古過ぎるので、
せっかくなんで新車組み立ての一部作業をご紹介します。
新車の組み立て作業です。
まずはホイールを取り外します。

タイヤとチューブも外して、振れ取り台でホイールの縦振れ、横振れ、
ホイールのセンターを確認して調整します。
これだけセンターやテンションがバラバラだと直ぐにホイールが振れ出したり、
ホイールもしっかりしませんね。

スポークテンションもバラバラなので、調整していきます。
左)ハブを分解すると、大抵あまりグリスが入っていません。新車の状態はこんな感じ。
右)グリスをたっぷり入れます。ついでにベアリングの玉あたりも確認します。

見えない部分なので見落とされがちですが、自転車にとってグリスは大切です。
Bromptonで使われているグリスはあまり品質が良くなくて、グリスの量も少ないです。
Bromptonの車両はとても優れていますが、
パーツそのものは、それほど高品質な物を使っている訳ではないので、
水などが入りやすく、グリスの量、質ともに
このままでは直ぐにベアリングがダメになってしまいます。
自転車はベアリングなどがダメになっても気がつきにくいので、
分解した時には大抵が手遅れになっている場合が多いです。

次にヘッドベアリングを確認するためにフロントフォークを抜きます。
ハブのベアリングと同じように、納品されたそのままの状態(左)では、
あまりグリスが入っていません。
そこにグリスを継ぎ足すのではなく、一度綺麗にベアリングなどを洗浄してから、
(右)のようにグリスをたっぷり入れます。

組み立て作業の画像点数はちょっと少ないですが、ざっとこんな感じです。
まだまだ細かい作業がありますが、どのメーカーの完成車も
大抵ブレーキケーブルまでグリスを塗っている事はあまり無く、
グリスを塗るだけでも、ブレーキの引きは軽くなります。
メーカーでそこまで細かい作業をしていると、コストに合わないという事でしょうね。