2012-08-20

Moulton AM-GT Mk2 (ペールグレイ) Part.3


AM-GT MK2(ペールグレイ) Part.2の続きで、次はフロントフォークの作業から。
本国で組まれて届いたフロントフォークでもサスペンションは動くのですが、ただ単に組まれているだけで、細部まできちんと手が入っていなく動きも渋い場合が多いので、いつものように全分解して、各部に手を加えていきます。
フォーク足を少し修正しています。

左)サスペンションのバンプラバーナットという物がここのネジの部分に付くのですが、ネジ山の根元にロウ付けのロウが入っているので、最後までネジ込めません。
右)ネジ山の根元を修正しました。

フォーク足の2本それぞれをアライメント点検と修正してから、フォークを組み立てて再度フォーク全体のアライメントのチェックをします。

アライメント確認後、ほんの少しだけ削ります。仮にフォーク足2本とも精度を出していても、フォークを組み立てて完成させると、アライメントが再びズレている事が殆どです。これはフォークに付随するパーツの精度の影響です。ズレていても削らない場合もありますし、今回ように削る場合もあります。削るか削らないかという判断はモールトンと向き合う中での積み重ねかもしれませんね。Part.4につづく。