昨日の記事の続きで、色を塗ったマフラーを乾かしている間に元のマフラーを取り外すためにリジットラック(通称 ウマ)をかけて、寝板で潜り作業開始です。 |
通常、エンジンは前から空気を吸って爆圧させて、排気を後ろから吐くのが効率も良く一般的ですが、Miniの場合はスペースに限りがあるため、空気を吸うキャブレター(インレットマニホールド)と排気(エキゾーストマニ)が同一方向にあり、同じナットで共締めしています。 |
インレットマニホールドを外すのに、上から手が入らないので下から手を入れて指先でナットを緩めますが、指からナットが滑り落ちることもあって、そうするとフレームのどこかに引っかかって見つけるのに苦労するので、やや慎重に緩めます。
今ではナットを落とすこともほとんどありませんが、Miniの仕事をし始めた頃はあまりにも狭いMiniのエンジンに苦労しました。
キャブレーターを取り外して、次にエキゾーストマニホールドを上から取り外しますが、その前に車の下に潜ってマフラーを取り外しています。
それにしてもすごく錆びています。
上側が取り外したマフラーです。これもそこそこ錆びて劣化しています。 |
下側が今回新しく取付けるサイレンサー部分です。上に比べて小さいので地面との干渉は無くなるでしょう。 |
取付け出来ました。車の下に潜って寝ながらの作業は久しぶりだったので大変でした。これで当分、マフラー関係は何もしなくて済むと思います。
今回取り付けた排気系(タコ足〜マフラー間)は少し径の太い物を選びました。
エンジンをかけると、音が以前のマフラーと比べて静かになったので良かったです。
試乗すると上の伸びは良さそうですが、低速トルクは細くなりました。ちょっとマフラーが抜け過ぎているでしょう。
もうちょっとこのマフラーの性能を生かそうと思うと、もっと空気を吸わさないとダメですね。ウェーバーキャブレーターもかれこれ18年ぐらいは使っていて、そろそろ交換しても良い時期なので交換する時はもう少しパワーの出る物に交換しましょうかね…。