2023年5月28日(日) 天気:曇 平均気温:21℃ 最高気温:26℃
京都府日吉ダム〜京北町40kmのレポートです。
新緑が映える京都の里山を走りました。
スタート地点の”京都府立 府民の森ひよし"に到着。私たちはクルマで参加しました。
集合時間は午前8:30、午前9:00にスタートです。
手すりのない、ゆらゆらとしなる不安定な木製の吊り橋です。
京北町の桜の名所となっていますが、青々とした勢いのある葉桜からもその貫禄が伝わってきます。
早めの昼食ですが、お昼ご飯調達組はすぐ近くの"道の駅 ウッディ京北"でご飯を買いに行きました。バイクやクルマでとても賑わっていましたが、お弁当の数もたくさん用意されていたのでなんとか調達できました。思い思いに過ごします。
川と対話してみたり。
午前11:40 サイクリングを再開。
何となくスタートしましたが、到着してからちょうど1時間のお昼休憩でした。
まずは一つ目。
短いですが走りごたえのある坂です。
ここまでも緩やかに高度は上がっていましたが、ここから一気に峠道へと姿を変えます。
無事、登り切れました。
ここではギア設定の話に花が咲きました。
この山道が16%ぐらいの上りです。
最後に狭くて急な上りが残っているという...。
右京区京北地域から、スタートした京都府南丹市まで戻ってきました。
南丹市の中世木地区です。
午後13:30 ゴール地点"道の駅 スプリング日吉"に到着!
予定より1時間30分早くゴールできました。
道の駅で美山牛乳ソフトクリームを食べたりして各々自由に過ごして、何となく14:00頃に解散という感じでこの日の有志の集いは終わりました。
この日の輪行組は二組。
ひとりはMoku2+4のStaff タカで、もう御一方は大阪市内から早朝5:30の電車に乗って、4つ電車を乗り継いで参加されました。ロードバイクや非分割のモールトンもお持ちですが、昨年に分割式のモールトンを購入されてから輪行を楽しまれています。今まで行きたかったけど行けなかったところに輪行だと行けるようになったと話されていました。
いつも輪行の旅のルートを作成している時に思うんですが、クルマやバイクでは移動の時間や、距離、道の状況だったりと、行けないところがたくさんあると感じているので、この一言にものすごく共感しました。めちゃくちゃ分かります。本当にそうなんです。まさしくモールトンは何でもござれのオールマイティ自転車なので、どこへでも行けてしまえるという...。なのでどんどん行きたいところが広がっていくんですよね。
ちなみに帰りも当然輪行で帰られたのですが、解散場所の最寄駅 JR日吉駅は鈍行しか止まらないので、快速が止まる園部駅まで約10km走って帰られました。輪行ならでは、自由ですね。
また別の方は、解散後に日吉ダム周辺を散策したいとのことで、またサイクリングに行かれました。これまた凄い!
クルマ組は集合場所の府民の森ひよしへ向かい、14:30頃に本当の解散となりました。
この日は、普段どのような感じでモールトンと一緒に楽しまれているのかが聞けたり、話せたりとモールトン一色の1日でした。
個人的にサイクリングする時もそうですが、今回もモールトンだからこそ楽しめるルートを考えました。
一応...ロードバイクも持ってはいますが(殆ど乗っていませんが...) モールトンより巡航速度が速いロードバイクでは、このような幅の狭い山道を選ぶことはせずに、大半がクルマやバイクが走るのと同じようなルートを作っていると思います。
山道は舗装されてはいるものの、路面が削れたままでガタガタだったり、石が転がってたり、木片や枝、山の水が道路に流れ出ていたりと路面状況も様々です。でもモールトンなら多少走りにくい道であっても緑や山、川といったより自然に近づけるルートを探します。MTBやランドナーの方が走るルートに近い感じですかね。
路面状況が悪くてもモールトンなら様々な状況でも車体全体が安定しているので安心してルート作成ができます。
特にモールトンは下りの安定感が抜群です。
何気なく走っていると気づきにくいのですが、下りをサーっと進んでいくのはサスペンションの恩恵です。(一応念のため...。これはきちんとサスペンションが整備されている車両でいえることです。本国から納品されたままでサスペンションの整備がなされていない車両に関しては、塗膜なり金属同士の摩擦がほぼどの車両にも発生しているので、このモールトン本来の安定感は得られないかもしれません)
今回のコースは、クルマもほとんど通らないような山道で路面状況も決して良くない場面もありましたが、あまり気にならなかったのはサスペンションの恩恵です。小径車全般に言えることですが、タイヤの接地面積が少ないため、少しの段差でもハンドリングが不安定になりやすいという特徴があるのですが、モールトン・バイシクルは、そのウィークポイントもカバーできるように全体の設計がなされています。
なので、今回のコースをリジットの小径バイクで走った場合、下りの悪路では不安定な場面も多々出てくると思いますし、路面の跳ね返りを押さえたり、ハンドルやブレーキのコントロールに集中すると思うので疲れも大きくなると思いますし走り難いコースかもしれません。
当日はここまで皆さんとお話しできませんでしたが、狭い山道を走ると視界の変化がたくさんあるので「旅」をしている感じになりますし、そこそこの山道をルートに組み込むと短時間でも走りごえたえがあります。
また、こういった主体性を持った皆さんとモールトンを楽しむ有志の集いができればと思っています。今後も続けていくためには”無理はしない”をモットーに、仕事とは切り離して、私たちもモールトンを楽しむ有志の一人として皆さんと一緒に楽しめる集いをこれからも考えていきたいと思っています。出来る範囲になりますが、モールトンで走る楽しさを共有できる時間が少しでも増やせればと思っています。
そして普段なかなか自然に触れられない方には、ぜひ山や川、緑といった自然に触れる機会をモールトンと一緒に増やしていただけたらなと思います。
モールトンで都会と自然を行き来する「Urban Crossover」をもっともっと発信していきたいと思いました。
週明けから雨の予報が出ていたので心配していましたが、なんとか雨にも振られず、暑くもなく寒くもない丁度良いお天気で、無事に終えられて本当に良かったです。
<この日の走行ルート>
今回も無料ルート作成アプリ「Ride With GPS」で作成し、GPS機能付きサイクルコンピューターGARMINに読み込みました。