2014-03-22

AM-Speed S (Sonic Blue) オーバーホール

走行距離が結構かさんでいるAM-Speed Sのホーバーホールです。
コンポーネントを一気に取り外し、フレームの状態にして、リアフォークのガタを確認。
走行距離から考えるとガタが出ていても納得です。

ガタがあるので、指で引っ張ると簡単にピボットスピンドルが出てきます。
この後ブッシュも取り外して交換します。
左)取り外したピボットブッシュ。
右)New ピボットブッシュセット。

このSpeed-Sを組み立てた時は、フレームアライメント用錠盤は製作していなかったので、アライメントを確認します。
リアエンド位置が少しズレていたので、ほんの少しだけヤスリで削って、表面をリューターで整えます。
新車時からこのように削ったりして補正する作業は英国自動車や英国バイクなどではごく普通の作業ですね。

フロントフォークを分解すると、ピストンが結構削れていました。ピストンとシールは交換です。
分解したパーツは自動車整備用洗浄台で綺麗に洗浄します。頑固な汚れはパーツクリーナーでは埒が明きませんね。
以前にフロントフォーク廻りを軽くぶつけた事があるので、フォークの状態を点検して欲しいという事だったので、アライメントを確認しましたが、軽く修正して直りました。


次にクランクセット、チェーンリング、チェーンなどを洗浄します。

洗浄できたら、クランクベアリングを取り外して(左)、Campagnolo純正のセラミックベアリングに交換します(右)。

左)リアディレイラーも経年で硬くなった泥が付いています。右)洗浄するため分解します。

こんな感じで分解出来るところまで分解して洗浄します。

リアディレイラーと同じくフロントディレイラーも分解。

こちらも分解できるところまで分解して洗浄。
とにかくオーバーホールは分解できるところまで分解して洗浄するをひたすら続けます。
リアはアメリカ製HEDホイールの完組みでしたが、ホイールを分解してハブをアメリカ製CHIRS KINGのハブに交換されました。でもホイールの完成後の写真を取るのを忘れてしまったので途中経過を…。
納車当日はご自宅のある兵庫県まで自走で帰られました。