2013-04-22

AM-Double Pylon (KAISEI) Steel Grey

このダブルパイロンは、Alex Moulton Bicycle 日本総代理店 ダイナベクター株式会社代表 富成氏のバイクです。
以前から富成氏が「このダブルパイロンをしっかりした自転車にしたいんですよね」と話されていて、やっとフレームアライメントの作業のため預かりました。

パーツを一気に取り外してフレームの状態し、錠盤にセット。
千枚通しの指している部分が、左右のリアエンドがずれているために生じる隙間です。
そして、この隙間を無くすため1mm程削ります。
僅か1mmと思われるかもしれませんが、ホイール全体でみると傾き方によっては、
目視で分かる事もあります。
次にメインフレームのアライメントを調整するために
メインピボットのフレクシター取り付け位置を少し変更します。
AMの20インチシリーズは、ピボットにもフレクシターを採用しているので、
メインフレームのアライメントは調整しなくても良いぐらいですが、
思っているよりズレていたので調整しました。
左)作業前、右)作業後。

次にフロントフォークのアライメントを点検すると
左右のズレが大きかったので、フレクシターの位置を変えます。
作業をする前に元の位置を計っておきます。

 フレクシター取付ボルトを緩めて、プラハンで少しづつ位置を変更していきます。

フレームアライメント調整は繰り返しの作業が多いので
思っているより時間が掛かります