2012-11-05

京都丹波ロードレース

2012年11月3日(土)『京都丹波ロードレース』に参加してきました。
ここ最近、モールトンでトライアスロンにチャレンジされているお客さんと話す機会が多くて気になり始めていたので手始めに人生初のマラソン大会10kmにエントリーしてみました。

ハーフ、10km、5km、3km、ファミリー3kmなど参加者は4200名。
参加人数が自転車イベントと桁が違うのでビックリしました。
昨年は10kmにも時間制限が設けられていたそうですが今年はハーフのみで、その他コースは規定が緩くなって競技時間内(約2時間30分)にゴールすればよかったので、最悪歩いてゴールしたら良いかと軽い気持ちで申し込みをしました。来週末に広島県の自転車イベント『とびしまオレンジライド』を控えているので膝に注意して走りました。


8時30分頃の受付会場はこんな感じ。午前10時まで受付しているので混み合うこともなくすんなり済ます事ができました。ゼッケンと参加賞のタオル、おにぎり1ヶ、バナナ1袋(1人1袋でビックリ?!)を指定の場所で受け取っていくんですが、4000人となると受付もこんな大規模になるんですね。
10kmのスタートは午前10時50分。画像は10kmスタート地点ですが先頭はもっと前にいます。気温は10℃前後、快晴で気持ちの良い天気でした。

いざスタート!
周りのペースに巻き込まれないように、持久走が大嫌いな妻のペースに合わせて時速7km/hの超スロージョギングで進んでいきました。

後方にスタンバイしていましたが、どんどん抜かされてあっという間に最後尾になってしまいました。予想はしていましたがこんなに早く最後尾になるなんて…。いきなり上りでこのあと下って、心拍とスピードを確認しながら進みます。
マラソン大会自体が初めてなんで比較できませんが、大きな上りはないにせよ、そこそこのアップダウンがあって起伏に富んだコースだと感じました。
7〜8km/hのペースをキープしていくと最後尾から少しずつ前へ進んで行きました。案の定、上りでは向かい風ということもあって1km/h前後の減速。ペースを一定に保つって難しいですね。

そんなこんなで地元の方からの沿道での応援が励みになり、初めての大会でも楽しくゴールすることができました。
スピードタグを返却して完走証を受け取ります。タイムと順位が書いてある完走証が目の前で出力されるんですが、自転車レースでは上位入賞者しかこのような完走証はもらえないので嬉しかったです。また年代別に6位まで表彰されるので入賞者が多いのもこの大会の特徴のようです。

私:男子10km30歳代=1時間13分46秒(119位/145人中)
妻:女子10km30歳代=1時間13分45秒(73位/97人中)
今年の8月から準備し始めた妻は、1kmも充分に走れなくて、距離を伸ばすごとに足首痛から膝痛、水ぶくれが出来て走るたびに体のどこかが痛くなるので、軽い気持ちで参加すると言ったことを心底後悔していましたが、普段平坦路でしか練習していなかったので、当日はアップダウンもあって減速するだろうから2時間ぐらい掛かるかな?と二人で話していました。でもなんとか一度も歩くこと無く完走できて良かったです。ここで役に立ったのが心拍とスピードを計測できるメーターです。速度を確認しながら走っていたので最後も余力を残してゴールすることが出来ました。

ここでちょっとセールストーク(?!)を…。
POLARからトライアスロン向けに、「スイム、ラン、バイク」が管理できるスピード&心拍メーターが出ています。初心者だからこそこういったものが役に立ちました。スイムが必要なければ「ラン、バイク」、ランが必要なければ「スイム、バイク」の組み合わせもできます。
たった10kmで?と思われるかもしれませんが、初心者が感覚でスピードを調整することは難しいです。超初心者だからこそ使って欲しいアイテムです。
特にスタート時は周りの速度に引っ張られて、気をつけていてもいつもよりスピードが上がってしまうだろうし、そこでいつもより速度が上がっていると感じられたら良いんですが、はじめは体力もあるし気分も高揚して無意識にスピードも上がってしまうだろうから、スタミナ切れに注意して自分たちのペースを確認しながら一定に保つ事を意識しました。妻に関してはメーターが無ければ早い段階でバテていたと思います。速度や心拍を確認しながら走ったので息も上がることなく最後まで楽しく走りきることができました。
超初心者だからこそ、長く楽しく続けるために使って欲しいアイテムです。

会場では『京都丹波ふるさと特産展うまいもの市』が同時に開催されていました。
ちょうどお昼ご飯の時間だったので、京都・亀岡にある『犬甘野そば』をいただきました。出汁が美味しかったです。その他にもカレーうどんやラーメン、鯖寿司、京都美山ロールや丹波ワイン、地元野菜などいろいろと楽しめます。美味しそうなのが沢山あったので消費したカロリー以上に食べたと思います。
スポーツショップも多く出店されていて、ウエアやシューズがたくさん販売されていました。ここも楽しい雰囲気でした。
『うまいもの市』はこんな感じ。これはスタート前の雰囲気なので、ゴール後はもっと賑わっていてお祭りみたいでした。


そんなこんなで初マラソン、一度も歩く事なく完走する事ができました。
今回はお客さんの影響を受けて実際に参加してみようと思ったんですが、それとは別に今まで通りに体が動かなくなってきて、どうにかならないもんかと考えていたところにトライアスロンの話を聞いて、時間は掛かるかもしれないけど挑戦してみたいなと思うようになりました。


私は20歳の時に原因不明の眼の病気(イールズ病)にかかり、左目の殆どの視力が奪われ(少し詳しく言うと眼の中心窩に中心暗点がある状態)、
その後遺症で長年悩み続けていますが、今までは右目がカバーして、コンタクトでもなんとか対応できていたんですが、30歳を過ぎた頃から体の異変が出始め眼精疲労が酷くなり、寝込む事も多く仕事も手に付かない状態が続いていたので、このままではヤバいな、この辺でどうにか乗り越えないとと考えていた矢先にトライアスロンの話を聞きました。眼の事は話し出すと長くなるで(自転車用のサングラスなんかについても模索していたりするので…)折りを見てまたの機会に…。
ということで体の異変が年々酷くなっていくのを感じていたので、有酸素運動3点セットのトライアスロンに興味を持つようになりました。全く泳げないので最近水泳教室に通い始めましたが、クロールで肩を回すと眼精疲労からくる自律神経の異変と慢性的な肩こりも改善されるかなとか、自転車以外の筋力も鍛えれば体も少しは楽になるかなと考えたからです。悩みが外科的なことではないので自分の体は自分でなんとかしないといけないなと…。

でも今回マラソン大会に出て思ったことは、自転車はやっぱり体に優しいスポーツだということです。タイムを競う大会は別として、ツーリングイベントであれば一生懸命トレーニングしなくても、80km前後のツーリングも走る事ができます。ポジションなどに無理がなければ筋肉痛もほとんどありません。でもランはそうはいきません。年齢にもよりますが普段から運動強度の高いスポーツをしていなければ準備をしていても膝や太ももなど脚全般に加えて腕や肩など至るところで筋肉痛が起こります。
今回も走ってる最中はそれほど痛みは感じなかったんですが、走り終えてから膝と内腿に痛みを感じ翌日も筋肉痛が続きました。大した準備はしていませんでしたが、それでも全く準備をしていなかったらもっと酷いことになっていたと思います。

今大会では10kmを1時間15分で走って消費カロリーは830kcal。
自転車では80kmを5時間で走って1930kcal。(越前加賀アースライド)

短時間でカロリーを消費するにはジョギングが向いているかもしれませんが、毎回これだとしんどくて続けていけません。足腰に自信のない方でも自転車ならゆっくり距離を伸ばせて楽しくスポーツができると思うので改めて自転車は体に優しいなぁと感じました。
そんないろんな事を感じた1日でした。