2014-06-10

TSR-9 (Black) 新車組み立て ウィッシュボーン&モスキートハンドル Ver.1

TSR-9 組み立て&ウイッッシュボーンのカスタマイズです。
パーツをすべて取り外して、フレームアライメントの点検。


エンドを少し削ったので、毎度の事ですがタッチアップ。
ヘッドワンを取り外して、

ヘッドチューブをリマー&フェース処理。

 フォークコラムを測って、余分な部分を切断。

ネジ切り出来上がり。この作業は結構時間が掛かります。

ハンドルステムがこれ以上入らなかったので、内径をリーマー加工しました。このような作業もまた地味なんですが、時間がかかりますね。


フォークのネジ切り加工など諸々が出来たら、フォークアライメントを確認します。


リアと同様にフロントも少しズレているので削ります。
このようなズレは削らないとホイールが傾いたままになるので、抵抗そのものになってしまいます。

もう一度、組み立てたフォークのアライメントを確認。
問題なくOKでした。
ご注文当初から希望されていたウイッシュボーンステムの150mm。

ビジュアル面で150mmを希望されていたんですが、角度を調整してもハンドルが高すぎたり遠すぎたりと、体格とのバランスを考えみても150mmは長過ぎて、乗り難くなるだろうと思ったので、一度お客さんに連絡を取り、仮組みの状態で実際に150mmのまま乗ってもらい確認していただきました。
そして、100mmに変更となりました。

左)150mmステム 右)100mmステム
乗りやすい自転車というのは、全体的に見てもバランスも良い自転車に仕上がります。

ハンドルにブレーキケーブルを通す穴を開けます。
メカ系は少し光った感じを希望されていたのですが、現行シマノのリアディレイラーは全般がマットな質感なので、代理店に残っていた少し前のモデルで揃えました。

シフターの取り付けは、モールトン純正のモスキート用台座がお店に残っていたので、少し加工して取り付けました。

これでバランスの良い、ゆったりと走れるモールトンに仕上がりました。