2014-05-04

Fulcrum Racing Zeroに履き替え。

自身で製作したクロモリロードに手組みホイールを履かせてるんですが、完組みホイールだとどう変わるのか試してみました。
今まで使っていた手組みホイールは、AMBROSIOのリム、Campagnoloのハブ、Sapimのスポークで、
今回交換したのは Fulcrum Racing Zero チューブラー。さてさてどんな感じになるでしょうか。

その前に、完組みホイールでも振れてるので調整します。

ホイールハブに少し抵抗があったので丁度良いところを探って調整し直しました。

ホイールのインプレッションの前にハブについて少し触れておくと、ハブ回転抵抗は、同メーカー同グレードのものでもバラツキが結構あります。

シマノとカンパニョーロを除いてほとんどのメーカーは大抵『シールドベアリング』を採用しているんですが、構造が簡単なため安価で作りやすく、誰が履かせてもほぼ平均的な性能を発揮できるので、その点では優れていると言えますが、反対に突出した性能が発揮できない気もします。

いろんな側面がありますが、整備する側からすると微妙な調整とメンテナンスのし易さが大きなポイントになるのでシマノとカンパニョーロが採用しているカップ アンド コーン式』のハブが個人的には好きですね。
インプレッションに戻りますが、今回一番試したかったのはMade in Japanのチューブラータイヤです。
このタイヤメーカー「SOYO」は長い間、KEIRINのタイヤを製造し続けています。
たいてい外国製のチューブラータイヤは縫い合わせた構造(画像下)になっていますが、今回選んだタイヤは繋ぎ目がありません(画像上)。
これぞ日本が世界に誇るシームレス チューブラータイヤです。
このタイヤの構造がここに詳しく載っています。こちら>>>
ホイールを交換する前。手組みホイールです。

交換後の完組みホイール。
試乗する前は、手組みホイールよりFulcrumの完組みホールの方が乗り心地は断然硬くなるだろうと思ってたんですが、ホイールの剛性は感じても想像より硬くなかったんですね。
これはチューブラータイヤを履いた恩恵でしょう。
クリンチャー(チューブ式)ホイールだったらもう少し硬く感じたのかもしれません。
タイヤひとつとってもこれだけ違いますね。

今後、カーボンロードにこのチューブラーホイールを履く予定をしているので、クロモリとカーボンの素材の違いが分かると思うので楽しみです。

その次はクロモリロードに手組みのSOYOチューブラータイヤを合わせてみたいなと妄想中です。
シームレスチューブラーを体感してしまったので、クリンチャー(チューブ式)に戻れるか心配ですが、それぐらい乗り心地が良く私好みのタイヤでした。