BD-1 Classic (Red) 新車組み立て

BD-1の新車組み立てです。

まず、空気を抜いてタイヤとチューブを取り外し、次にカセットスプロケットを取り外します。

ハブの玉当たりやグリスの状態もまちまちなので、ハブを分解して、Dura-Aceグリスを足します。

そしてホイールの振れ取り、スポークの張りを調整をします。

走行感を軽くするために純正のタイヤから細身のタイヤに交換されました。

リアディレイラーを取り外して、リアディレイラー取り付け台座の歪みを修正します。
新車時のリアディレイラー台座はホイールに対して歪んでいる場合が多いので、必ず点検します。

ヘッドセットを開けると、あまりグリスが入っていなかったので、一旦元のグリスを拭き取ってDura-Aceグリスを入れました。

グリスアップが終わりヘッドベアリングとフォークを取り付けたら、黒いステムキャップが斜めになっていました。

ステムキャップが収まる幅をノギスで測ると、ステムキャップより小さかったので、このままでは正しく締め付けが出来ませんね。

という事でステムキャップ外径を旋盤で削って少し小さくしました。左）加工前、右）加工後

さらにさらに、ハンドルステムコラム上面（黒部分）ステムキャップが収まる面と面一になっていました。

このままでは、ステムキャップを締めてもヘッドベアリングに圧力がからず、フォークやステムにガタが出ている状態になります。

スペーサーを入れてステムコラムの突き出しを抑えました。

ブレーキやシフトケーブルにグリスを注油したり、その他全体を調整して組み立て完成です。

納車日に愛車のプジョーに積んで帰られました。

この型のプジョーがお気に入りで2台目だそうです。

良いエンジンサウンドが出ていました。